まず、物語に登場するキャラクターを「干渉者」と「観察者」という二つに分類して、それを図に描いてみます。 たとえばミステリにあてはめると、こうなります。 赤い●が干渉者、青い●が観察者。そしてそれを囲む大きな○がキャラクターの階層、黄色い部分が「物語の起こる範囲」というふうになります。 つまり。 中心の赤●は探偵さん。彼らは積極的に「事件」(=黄色い部分)に干渉する「干渉者」。その隣の青●は助手さん。事件を観察してメモったりしている「観察者」。その二つの●の周りにある●は事件の関係者で、そのうちの一つが「干渉者」、つまり犯人さんです。 さて本題。 上のモデルを『涼宮ハルヒ』シリーズの『憂鬱以外』に当てはめてみます。 中心の周りにある4つの赤●は、キョンと長門と古泉とみくる。さらにその周りの●のうち、青いものが喜緑さんとか森さんとかみくる(大)とかの「穏健派」の人たち。まあ、みくる(大)とかは