まずは嬉しいニュースから。 関西に本拠地を置くアニメ会社が,西尾維新のデビュー作「戯言シリーズ」のアニメ化を企画していることが,31日分かった。これは,『化物語』『刀語』に続く3匹目のドジョウを狙ったものとみられ,ファンやアニメ業界に動揺が広がっている。 同シリーズは,2002年にいかにもセカイ系的な『クビキリサイクル』が出版されてから,2005年にいつの間にかジャンプ的なバトル作品と化した『ネコソギラジカル』が出版されるまで,足かけ3年にわたり全国の中二病罹患者の心をゆさぶった傑作として知られる。 しかしながら一人称で語られる独特の語り口や重厚な世界観(笑)から,これまで映像化は不可能,もし映像化されたらファンが暴動を起こす,とまで言われた同シリーズのアニメ化には困難が伴うことは必至で,アニメ業界関係者は「どこまで本気なのか」と首をひねる。 ファンの胸中も複雑だ。京都府在住のH・Yさんは