ひょんなことからこの間発売された『エンターテインメントという薬』という本を読んでみた。 前々から著者のことは知っていて、前に出した本も面白かったので、そのつながりから今回も本を手に取って読んでみた。 結論から言うと、とても良い本だったと思う。エンタメというものが人間にとって必要な物だと再認識できたし、何より今回の出来事の裏側で少年のために戦っていた大人たちの姿をかっこよく思えた。 確かに、途中トーンがギャグ調になって、感情の高まりを一回急に落とされてしまった感はある。ひろしくんのお母さんの話は、地の文がほかの部分のトーンと異質で、それによってせっかくピークに向かって高めていた感情が冷めてしまったのが残念でならない。 ただ、著者の言動もバンダイナムコの方たちの働きも、そして何より澤田珈琲の澤田さんの働きぶりを知って、子供達の夢のために汗水たらして働くことの素晴らしさを改めて感じた。 「生きる
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