「研究所の先生」と話を合わせるために知識が必要だった 私は大学卒業とともに日立電子へ、ミニコンピュータのシステムエンジニアとして入社しました。日立電子での仕事内容を手短に説明すると、さまざまな研究所にお邪魔し、そこの先生が研究されている内容をお聞きして、「先生たちの研究はここをコンピュータで自動化することができますよ」という提案をするといったものでした。 研究分野は医学や物理など多岐にわたり、私は、先生方の専門分野の知識をそれなりに習得する必要がありました。知識がなければ、研究所の先生と話を合わせることができません。知識不足のまま提案しても、的はずれな提案として、競合他社に負けるだけです。 まずは先生方がどのような研究に打ち込み、どのような成果を出そうとしているのかを、知る必要があったのです。 そのため私は、会社のあったJR中央線武蔵小金井駅近くの書店へ、研究所の先生方を訪問した帰りに立ち
![「日本人で一番出世した男」村上憲郎が"グーグル社長"になれた本当の理由 「運がよかった」と言われるけど…](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4c338f213ef0f9b137cdbd768623a634a87e9df5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpresident.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F8%2F0%2F1200wm%2Fimg_8063882bc2b8cf6ef5b6382c6f81ad18670974.jpg)