2015年4月の大相撲富士山静岡場所の「ちびっこ相撲」で、土俵に上がって力士に稽古をつけてもらう女子児童(左)=静岡市駿河区の草薙総合運動場体育館で(県相撲連盟提供) 静岡市駿河区で八日にあった大相撲春巡業「富士山静岡場所」で、力士が土俵上で子どもに稽古を付ける「ちびっこ相撲」に、毎年参加していた小学生の女児が参加できなかったことが分かった。主催者側に日本相撲協会から直前に「女の子は遠慮してほしい」と連絡があった。京都府舞鶴市の巡業での場内アナウンス問題で「女人禁制」への議論が再燃する中、県内の相撲関係者は「地方の巡業ぐらい土俵に上がってもいいのでは」と困惑している。