2014年04月11日17:48 カテゴリ健康・医療スポーツ障害 ヨガは健康法？それとも怪我のもと？ 今回はヨガについて書いていきます。 ここ数年、芸能人やモデルの影響で、ヨガを行う人が増えています。 私にとって、ヨガとは、健康な身体を作るために、自分で行える究極の健康法だと位置づけています。 しかし、 臨床の場では、ヨガをやってから身体を痛めたと言ってくる人が、意外と多いのです。 そして、ひどいときには、椎間板ヘルニアを起こしてくる人までいるのです。 インド医学の一つであり、究極の健康法であるはずのヨガで、なぜこんなに怪我人が多く出てしまうのか？ それは、指導者不足と同時に、間違った解釈をしている人が多いことに起因しているのではないでしょうか？ ヨガ＝痩せる・きれいになる・身体が柔らかくなる というところだけが強調され、本来の自己鍛錬というところを、ほとんどの人が理解していないのではない

2013年10月19日15:00 カテゴリ肝臓・膵臓による諸症状 肝の症状 肝の症状 西洋医学では、沈黙の臓器として理解されている「肝臓」。 いろいろな検査を受けた結果、悪い数値が現れたり、病気の症状が現れた時には、手遅れになっていることが多いと、恐れられている臓器である。 しかし、東洋医学では、 そんなに難しい臓器とはとらえていない。 【2年ぶりの来院で東洋医学のすごさを認識】 ある患者さんとの会話で、 患者「私、小さい頃よく化膿する子だったんです。」 私「じゃあ、甘い物をよく食べてたんじゃないですか？」 患者「えっ！！甘い物で化膿するんですか？」 私「血液に、白砂糖の成分があると、化膿しやすいですよ。」 患者「でも、私、あまり甘い物取ってないです。今の方が取ってるかも。」 私「じゃあ、コンビニやスーパーのお惣菜や、冷凍食品、インスタント食品は取ってなかったですか？」 患者「うちは、両親

2009年02月01日09:24 カテゴリ病気・内臓 胃下垂について 本日は、先日のブログ「生理痛と排卵痛の原因は胃下垂だった！！」に対するコメントで、「胃下垂は鍼灸で治りますか？」という質問があったので、私なりの解答を書きたいと思います。 まず、胃下垂は、胃が通常の位置より、下に下がった状態のことを言います。 下に下がる原因としては、胃や食道を作っている筋肉が弱い、または、その周りを固める脂肪が少ないなどが、考えられています。 この考えは、東西両医学とも同じだと思います。 しかし、東洋医学では、さらに、違う捉え方をします。 西洋医学では、体内が陰圧であるということが言われていますが、東洋医学では、さらに陰気と陽気で支えあっていると考えています。 陰気とは、下降性の、しっかりした、固定力のある、身体を維持するための気です。 陽気とは、上昇性の、活動的な気で、身体を動かすための気です。 そし

2015年05月26日20:59 カテゴリ健康・医療アレルギー・アトピー・花粉症・喘息・肺疾患 花粉症について 花粉症について 今年もまた、花粉症の季節がやってきました。 まず、花粉症については、ウィキペディア（Wikipedia）に詳しく書いてあるので、細かい説明は、省かせていただきます。 ここでは、私の１５年間にわたる臨床で得られた経験から、花粉症のメカニズムを独自見解で説明しようと思います。 あくまでも、独自に考え出されたものなので、信じる信じないは読者次第です。 ただ、「改善できた」患者さんに関しては、十分な結果を得られたのも事実なので、大きく間違った方向性を打ち出しているとは、思えないということを先に言っておきます。 花粉症は、古くは、紀元前１３０年〜２００年も前からあったという、記述が残っているそうですが、原理的には、いつの時代に発生しようと不思議ではありません。 ただ、なぜ、

2009年04月02日15:41 カテゴリ腰痛・腰の痛み・ぎっくり腰腰椎椎間板ヘルニア・坐骨神経痛・下肢しびれ 腰痛と大腰筋。 腰痛と大腰筋。 今回は、昨日公開した「ぎっくり腰は交通事故の後遺症だった！！」の補足として、腰痛と大腰筋の関係を説明したいと思います。 大腰筋は、腰を前に曲げたり、捻じったりするための大変重要な腰の筋肉。 しかし、ほとんどの腰の筋肉が、背中側についているのに対して、この大腰筋は、背骨の前側についている。 中側についている筋肉は、かなり大きく力強いものが多い。 それに対して、背骨の前側に付いている筋肉は、ほぼ大腰筋だけと言ってもいいだろう。 普通に背骨だけで考えたら、背中側の筋肉に引っ張られて、腰が反り返ってしまう。 それに対抗し、ちゃんと立っていられるのは、大腰筋が働いているからだ。 四本足で歩いていた動物が、人間となり二足歩行を覚えた。 そのため、立ち続けるため

2013年12月15日13:00 カテゴリ腰痛・腰の痛み・ぎっくり腰 ぎっくり腰の３つの原因と癖になる理由とは？ ぎっくり腰というのは、「魔女の一撃」として知られているように、突如として現れる。 そして、数日のうちに嘘のように痛みが消えているもの。 これが、一般的に知られているぎっくり腰。 そして、 一度なったら癖になるという話も聞いたことがあるだろう。 数日我慢すれば、痛みは消える。 痛みがなくなれば治ったと思ってしまう。 しかし、癖になるというところがポイント。 実は、痛みが消えてもぎっくり腰は治ってないのだ。 ぎっくり腰には、多くの原因がある。 背骨の歪み筋肉のバランス異常急激な動作による関節及び筋肉の炎症上記の原因が主なものだが、3は、炎症が治まって、急激な動作による歪みが生じていなければ、痛みが治まれば癖にならずに済む。 しかし、それ以外が原因の場合は、歪みや筋肉のバランスが整わ

2013年10月19日10:00 カテゴリダイエット ダイエットについて そろそろスタイルを気にする季節になってきました。 この時期になると、毎年増えるダイエット志望者。 ダイエットとは何でしょう？ 本来ダイエットとは、 健康な身体作りを行うことだったはず。 しかし、現在言われているダイエットは、痩せることだけ。 痩せれば何をしてもダイエットであり、効果があればそれで良しとされているところがある。 本当にこれでいいのだろうか？ 女性が気にしている症状として、スタイルだったり、肌の色艶だったりもあるが、それ以上に、肩こりや眼精疲労、生理痛や生理不順、不妊症、冷え症、便秘、下痢などで、悩んでいる人も多い。 ダイエットでまず思いつくところは、食事制限である。 食事を取らなかったり、少なくすれば、摂取カロリーを抑えることができる。 従って、余分な脂肪が付かずに済む。 こう思って、いろいろな食事療法

2009年07月16日14:20 カテゴリ健康・医療 体内バランスについて 体内バランスについて 先日、癌について投稿させていただきましたが、その内容に対して、片瀬博士が、昭和２３年に発表された、酸塩基平衡の学説を引き合いとしたコメントをいただきました。 私は、この学説をしっかりと拝見したことがないので、詳しくはわかりません。 しかし、科学的な検証により、身体の中の数値が、 どうなったら病気になり、このぐらいあれば健康体を維持できるだろう。という、学説のように理解しています。（間違っていたら、申し訳ありませんが、お叱りのコメントをください。） そして、大体の数値は、血液と題してウィキペディアに、細かく記載されているので、そちらを参考にしてください。 ここでは、酸塩基平衡の学説に対して、陰陽バランス（陰陽学説）に基づいて書かせていただきます。 まず、科学的用語で出される、酸性とアルカリ性が、

2009年10月07日17:52 カテゴリ頸椎椎間板ヘルニア・頚肩腕症候群腕の痛み・しびれ その椎間板ヘルニアの症状、もしかしてデスクワーク症候群なのでは？ デスクワークや受験勉強を集中して行っていると、首から肩、そして、腕にかけての痛みやしびれが出てくることがあります。 整形外科を受診すると、頚椎椎間板ヘルニアと言われるような症状です。 そのような痛みとしびれが伴う、ヘルニアではない症状（デスクワーク症候群）についてお話していきます。 デスクワーク症候群とは、PC作業を行う人に多く現れる症状の事。 と言っても、私が勝手につけた名称ですが、侮ってはいけません。 最近、非常に多く診られる症例の一つで、おそらくこれからもっともっと多く出てくる症例だと思います。 まず、デスクワークで一番多いのが、PC作業。 そして、PCの画面を、覗き込むように頭が前に突っ込んだ状態で（TVやゲーム・読書も同じ）

2014年03月11日11:36 カテゴリガン・悪性腫瘍・白血病 癌は本当に早期発見早期治療で防げるの？ キュアハウスは、癌の患者さんも多いため、癌についてのお話をするケースも必然的に多くなります。 そのような時に、患者さんとどのようなお話をしているのか、少しまとめてみたいと思います。 癌というものは、元々その人（臓器）の寿命を表すものであり、全ての人が持っているものである。 と、言う内容が、２０００年以上も昔に書かれたと言われる中国古典の中にも、たくさん書かれています。 それほど昔から、多い疾患だったわけです。 しかし、なぜ近年になって癌の患者数が急増しているのか？ それは、 ほんの小さな腫瘍でも見つけられる検査装置ができたことと、癌が発症するまで命を落とすような疾患にかからなくて済むほど、医療技術が進歩したためのもの。 昔は、何らかの疾患にかかった時、死に直結することが多くありました。

2014年01月29日16:08 カテゴリ膝の痛み・膝痛・変形性膝関節症胃下垂・便秘・下痢・吐き気・胃腸障害 囲い灸について 囲い灸について 本日は、最近、メール等でご質問が増えている、囲い灸について書きたいと思います。 私が、囲い灸を使うときは、以下の時です。 １．腫れているとき ２．むくみが強いとき（水溜りのような感じ） ３．痛む部位が広範囲で、一点に限定できないとき ４．内出血があるとき ５．胃炎を繰り返し胃が固くなってしまったとき ６．胃下垂・胃拡張・横隔膜下垂 どの場合にも共通するやり方として、名前の通り、周りを囲ってお灸を行う。 例えば、膝に水がたまり、自力で水をひかせ痛み軽減を目指す場合。 市販のせんねん灸を使用し、膝の腫れをひかせることが可能です。 １．水がたまり腫れている範囲をチェックする。 ２．その全範囲を覆うように、お灸を置く。 （お灸はお灸同士が当たらない程度に少し

2013年10月20日19:00 カテゴリ自律神経失調症・更年期障害・パニック障害・不定愁訴・後遺症うつ病・不安神経症・精神疾患 自律神経失調症について 自律神経失調症について ここ数年、自律神経失調症という診断よりも、うつ病や更年期障害と診断されている人が増えてきました。 さらに、ひどい症状としてパニック障害と診断されている人も、 自律神経失調症と言っていいような症状の人がいます。 そして、自律神経失調症は、言葉だけ聞くと、 精神力が弱いとか、精神病の一種ではないか？と思ってしまう人がいます。 あなたは、自律神経失調症と聞いて、どのようなイメージを持ちますか？ 自律神経失調症の状態は？ というと、ほとんどの場合「疲労」の現れなんです。 そして、この疲労が、さらにひどくなった過労状態に入ると、 パニック障害のようなひどい症状を起こすこととなるんですね！ うつ病の場合は、精神的な悩みが多いと

2013年10月20日12:00 カテゴリむくみ・だるい・倦怠感 むくみについて むくみについて 今回は、このブログにちょくちょく出てくる単語≪むくみ≫について、書いてみようと思います。 ほとんどの人が口をそろえるように言うことが、足以外にむくみって出るんですか？ 出ます。 よく言われる足のむくみ。 これは、ほとんどの方が経験していることではないでしょうか？ わかりやすいパターンとして、靴下の痕がいつまでも残ってしまうというもの。 だからわかりやすい。 しかし、飲み過ぎた後に、顔がむくんだり、育児中の方は、起床時に手足がむくんだりしますよね！ そう、むくみは全身至るところに出るのです。 そして、いつの間にか消えてなくなる。 不思議だと思いませんか？ 出たり消えたりするこのむくみ。 一体、どういったものなのでしょうか？ 〜ここからは、私の独自理論です。〜 私がブログ中に、よく表現として描いて

2013年10月19日09:00 カテゴリ歪み・こり・違和感肩こり・首こり・背中のこり コリについて 元々、筋肉のコリというのは、通常の生活では発生しない。 始めに感じるのは、必ず筋疲労からである。 筋疲労は、疲労物質が溜まっているだけなので、十分に筋肉を伸び縮みさせれば、あっという間に疲労は抜ける。（ラジオ体操程度で十分） しかし、 マッサージ業界が盛んになってしまった今。 ほとんどの人が、筋疲労の段階で、マッサージを受けてしまう。 物足りない程度のマッサージであれば、それほど問題なく済むのだが、この初めてのマッサージで、しっかり指圧を入れてしまったり、揉み返しとなった場合。 その部分に小さな炎症が起きる。 その炎症が治まると、少しだけ、他の筋肉より強く（固く・太く）なって成長してしまうのだ。 次に、また筋疲労を起こしたときには、この少し強くなった筋肉のところが、気になるようになる。 こ

2009年07月22日14:57 カテゴリ過労・心労・疲労自律神経失調症・更年期障害・パニック障害・不定愁訴・後遺症 過労について 過労について 最近、過労の患者さんが急増している。 来院時の主訴としては、不妊症や不眠症、肩こり、頭痛、めまい、全身のだるさなど、過労と考えて治療を受けに来る方は、１人もいない。 過労は、疲労を超えた状態のため、下手をすると、全く疲れを感じていないこともあるのだ。 だるさや倦怠感、集中力の欠如、眠気などは、疲労と考えていいだろう。 そして、これらの症状を、何の対処もなく放置していると、だんだんと症状がひどくなっていくのが通常の過労への流れである。 しかし、中には、ある日突然、これらの症状がなくなることがある。 この時、完全に治癒しているのであれば問題ないが、疲れているのも振り払い、頑張りすぎてしまうと、やがて、興奮性の交感神経が働きすぎてしまうことがある。 す

2009年01月12日21:02 カテゴリ健康・医療ストレスによる諸症状 健康とは 本日は、難しいテーマである、「健康」について書きたいと思います。 健康とは何だろうか？ 病気をしなくて、怪我もない、元気があって、いつも笑顔、財産もあり、社会地位も安定しているなどいろんなイメージがあるだろう。 医療関係の私から見た健康は、単発的に病気や怪我をしても、すぐ治るパワーを持っている。 そして、筋骨格系、内臓系ともに、通常必要とされている機能を備えていること。 精神的、性格的に喜怒哀楽を適度に表現でき、自分のことだけでなく、他人のために考えたり行動したりする余裕のある人。 これが、私の考える健康である。 まず、病気や怪我は、どんなに気をつけても病気になるときはなるし、怪我をするときはする。 例えば、強力な感染症が、周りで流行ってしまえば、かかってしまうこともあるだろう。 また、何かの事故に巻き込ま