150のキーワードで知識を整理 第1に、キーワードを軸に、文書を引き出しやすくした。文書を検索する時には、1画面に150個程度のキーワードがずらっと並んだ画面で、いくつかのキーワードを選択してクリックする。「チタン」や「腐食」などのキーワードをクリックすれば、該当するトラブル事例を検索できる。わずか150個のキーワードでも、組み合わせは何億通りにもなる。大量の文書が存在しても、3~4個のキーワードに該当する文書は4~5件に絞られる。 日常業務にナレッジ・マネジメントを組み込むことも重要だ。材料技術グループでは、従来から作成していたトラブル報告書を、必ずナレッジバンク上で作成するルールにした。 作成者は、ほかの人が検索する時のために1文書につき10~20のキーワードを割り当てる。これも、検索時と同じ画面でクリックして選べるので、数十秒程度で済む。1画面に収まっているので画面を切り替えてキーワ