米Microsoftは2007年10月,「Windows Vista」の累積販売数が8500万本になったと発表した。なお「Windows XP」は,発売から9カ月という同じ期間に4500万本売れている(関連記事:Windows Vistaが年末までに1億ユーザーを突破へ)。この成果は,ネットにWindows Vista関連の中傷記事があふれている状況を考えると,特に強い印象を受ける。なお,中傷記事のほとんどは根拠がなく必ずしも信用できない。これに対しMicrosoftは,本当のところWindows Vistaは全面的に上向きで,販売が急激に伸びているとした。 販売急増の理由としてMicrosoftは,最大のWindows顧客である動きの遅い企業がWindows Vistaへの移行を始めたことを挙げる。企業はこれまでのOS同様,Windows Vistaの導入を自分たちの計画に従って進めてい