産業技術総合研究所(産総研)の知能システム研究部門は3月16日、人間に近い外観・形態を持ち、人間にきわめて近い歩行や動作ができ、音声認識などを用いて人間とインタラクションできるヒューマノイドロボット(サイバネティックヒューマン:Cybernetic Human)「HRP-4C」を開発したことを発表した。 「HRP-4C」の全体像 同ロボットは、産総研が2006年度から3カ年計画で実施した産学連携プロジェクト「産総研産業変革研究イニシアティブ(産総研イニシアティブ)」の「ユーザ指向ロボットオープンアーキテクチャの開発(UCROA)」の一環として、2010年に実用化が可能で大きな市場が期待できる次世代ロボットのプロトタイプを開発することで、ユーザーの仕様に応じたロボット製品が再利用可能な基盤技術の組み合わせにより開発可能であることを示す目的で、開発を行ってきた3つのプロトタイプの1つ。 前世代