国道待避場に防護服 原発関係者脱ぎ捨てか 田村市の国道288号沿いの車の待避場数カ所に放射線の防護服が投棄されていたことが16日、分かった。関係者が福島第1原発事故で避難指示された20キロ圏内に出入りし、脱ぎ捨てた可能性があり、市は監視を強めている。 市によると、原発から約30キロ先の田村市常葉町から同市都路町にかけての2〜3キロの国道沿いの待避場数カ所に防護服とマスク、手袋が2、3着ずつ脱ぎ捨てられていた。 市は10日のパトロール中に計10着を発見。回収して東京電力の関連会社に引き渡した。その後も2回、警察などから投棄情報があり、東電に回収を依頼した。 市は「原発作業員が脱ぎ捨てた可能性もある」と東電に注意を促した。東電福島事務所は「原発作業員は特定の場所で防護服を着たり、脱いだりする。路上で脱ぎ捨てることはない」と言う。 市は「防護服の脱ぎ捨ては市民にとって快くなく、看過できな