福島県大玉村が発注した除染事業で、下請け業者が除染の対象となった村民約20世帯に対し、費用計1千万円あまりを直接請求していたことが分かった。これまでに支払った村民はいないという。背景に工事代金をめぐる業者間のトラブルがあったとみられる。 村によると、除染が行われたのは「大玉3区その2」という工区で、約80世帯が対象。郡山市の業者が約1億円で落札し、昨年9月から作業が始まった。 村などによると、費用の請求があったのは12月末。下請け業者が住民約20世帯に請求書を渡した。除染の費用は国や自治体が元請け業者にまとめて払うため、住民が払う必要はない。 請求書では「元請けから代金の支払いがない」などと説明、「除染が完了したお宅に対しお支払をお願いしたいと思います」などと書かれていた。村によると、元請け業者と下請け業者は代金支払いでトラブルになっており、村も仲介したが、解決しなかった。 村などによると
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