中国・天津市の危険化学物質の貯蔵倉庫で起きた爆発事故は、14日朝も消火活動が慎重に続けられた。国営新華社通信によると、死者50人、けが人701人のうち70人が重傷。数十人の行方が分かっていない。死者のうち消防隊員が17人に上っており、一部の中国メディアは当初の消火活動に問題があったのではないかとも指摘している。 当局の発表によると、倉庫近くで自動車が燃えているとの通報を受けて消防隊が現場に到着したのは12日午後11時ごろ。ある消防隊員は「水をかけてはいけない危険物質があるとは知らなかった。現場で用いたのはすべて水だった」と中国メディアに語った。別の消防隊員は「最初(燃えていたの)はコンテナだった。10分ほど水をかけるとバリバリという音がして光り出し、爆発した」とする。約30分の放水作業の後、大きな爆発が2回起きたという。 これに対し、中国公安省幹部は中国メディアの取材に対し、消防隊員が放水
◇ 本年は戦後70年に当たります。先の戦争では、太平洋の各地においても激しい戦闘が行われ、数知れぬ人命が失われました。祖国を守るべく戦地に赴き、帰らぬ身となった人々のことが深く偲(しの)ばれます。 私どもはこの節目の年に当たり、戦陣に倒れた幾多の人々の上を思いつつ、パラオ共和国を訪問いたします。 パラオ共和国は、ミクロネシア連邦、マーシャル諸島共和国と共に、第一次世界大戦まではドイツの植民地でしたが、戦後、ヴェルサイユ条約及び国際連盟の決定により、我が国の委任統治の下に置かれました。そしてパラオには南洋庁が置かれ、我が国から多くの人々が移住し、昭和10年頃には、島民の数より多い5万人を超える人々が、これらの島々に住むようになりました。 終戦の前年には、これらの地域で激しい戦闘が行われ、幾つもの島で日本軍が玉砕しました。この度訪れるペリリュー島もその一つで、この戦いにおいて日本軍は約1万人、
「スマホやめますか、それとも信大生やめますか」。4日に開かれた信州大学の入学式で、山沢清人学長(70)が新入生にこう語りかけ、ネットでも大きな話題になった。学生たちはどう思っているのだろうか。 山沢学長は入学式のあいさつの中で、若い世代がスマートフォン依存症になっている風潮に触れ、「知性、個性、独創性にとって毒以外の何物でもありません」「スイッチを切って、本を読み、友達と話し、自分で考えることを習慣づけよう。物事を根本から考えて全力で行動することが独創性豊かな信大生を育てる」と約2千人の新入生に呼びかけた。 山沢学長は東北大学大学院を修了。1979年に信州大工学部講師となり、93年に教授、2006年に信州大工学部長となり、09年10月から学長に就いている。電気機器学が専門で、携帯電話の技術革新にも携わったという。 信州大工学部に入学した男子学生(19)は「学長はスマホ自体を否定しているので
56人が死亡した御嶽山(おんたけさん、長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で、長野県は15日朝、安否不明者7人の捜索を再開したが、天候の悪化が見込まれるため、午前11時に捜索を打ち切った。山頂付近では、今季の初冠雪となる約1センチの積雪が確認され、夕方以降、再び雪が降るおそれもあるという。 県災害対策本部によると、過去最多の約940人を陸路とヘリで山頂付近に順次派遣し、到着した捜索隊員が午前8時半ごろから3日ぶりに捜索にあたった。一度捜索した山小屋の中や登山道のほか、登山道から外れた脇道やくぼ地、急斜面の崖も捜索する予定だったが、午後2時ごろから降雨が予想されたため、捜索を打ち切った。 御嶽山の7合目付近では15日早朝、小雨がぱらつき、自衛隊の先遣隊が山頂付近で積雪を確認した。長野地方気象台によると、山頂付近は同日午後、零下2度まで冷え込む見通し。
又市征治・社民党幹事長 ノーベル平和賞にノミネートされ、最有力候補とされていた「憲法9条を保持する日本国民」が惜しくも受賞を逃す結果となった。戦争放棄の「憲法9条を保持する日本国民」の代表として安倍総理に授賞式に出席していただけず、残念である。 平和憲法、とりわけ憲法9条によって、日本が戦後70年間、戦争をせず、一人も殺さず、一人も戦死しなかったことは事実であり、貴重なことである。戦後平和憲法下の日本の歩みが、世界から称賛され、尊敬や信頼を得ていることは誇るべきである。 今回の受賞を逃しはしたものの、争いごとを武力ではなく話し合いで解決しようという平和憲法の理念は、「国家間の友愛関係の促進、常備軍の廃止・縮小、平和のための会議・促進に最も貢献した人物」に贈られるとしたアルフレッド・ノーベルの遺志に合致していると考える。 歴代内閣が積み上げてきた憲法解釈を変更して集団的自衛権行使を容認する閣
お堅い公共放送らしからぬつぶやきが人気を集めながら、これまでその「正体」を明らかにしなかったNHK広報局の初代ツイッター担当者(1号さん)が、7月末にNHKを退職し、作家活動を始めたことがわかった。 1号さんは2009年に広報局のツイッターを開設し、今春まで担当。引退時のフォロワーは60万人以上だった。東日本大震災の際にNHKの放送をそのまま配信していたウェブサイトを独断で紹介したり、個人的に気になることを語ったり、柔軟なツイートが人気だった。 自然な会話でフォロワーと交流する様子が、宣伝色が強くなりがちな企業アカウントの「お手本」と評判になった。12年には「NHK_PR1号」として、『中の人などいない @NHK広報のツイートはなぜユルい?』という本も出した。 ツイッター上では性別や年齢を明らかにせず、ネット上には女性という見方もあったが、実際は43歳の男性。ゲーム会社やレコード会社を経て
当て逃げを止めようと車にしがみついた男性を、約200メートル引きずって殺害したとして、栃木県警宇都宮東署は9日、県内の専門学校生の少女(19)と、矢板市片岡の派遣社員村上竜司容疑者(30)を殺人の疑いで逮捕し、発表した。「怖くて逃げた」などと、容疑を認めているという。 署によると、少女は9日午前1時ごろ、宇都宮市簗瀬3丁目のコンビニエンスストア駐車場で、村上容疑者を助手席に乗せ、軽乗用車を運転。後進した際、宇都宮市平松本町の会社員為末亘(ためすえわたる)さん(48)の車に衝突させ、急発進で逃走しようとした。車を止めようと運転席付近に為末さんがしがみついたが、2人は共謀し、そのまま県道を走行。為末さんを振り落とし、頭を路面に強く打ち付けて殺害した疑いがある。 2人は約2時間後、宇都宮市内の別の駐車場で、署員に発見されたという。
小田急電鉄によると、19日午後6時9分、相模大野駅(相模原市南区)近くの車両庫から出庫途中だった6両編成の回送電車の3両が脱線した。乗客は乗っておらず、けが人はいないという。この事故の影響で小田原線の新百合ケ丘―海老名間、江ノ島線の相模大野―大和間で運転を見合わせている。脱線の原因は調査中という。
東京女子医大(東京都新宿区)で28年間、火災警報装置が鳴らない状態になっていたことが医大関係者への取材でわかった。火災でないのに誤って鳴るトラブルをきっかけに、歴代の防災担当者が鳴らない設定にしていたという。3年前に火災が起きて発覚するまで医大は放置していた。 医大中央校舎で2011年9月7日夕、8階の実験準備室から出火し、東京消防庁が消し止める火災があった。複数の医大関係者によると、このとき、煙や熱を感知すると警報音が自動的に鳴る「地区音響装置」が作動しなかった。 医大が調査したところ、他の校舎や入院患者がいる病棟など約30棟の全施設で、施設ごとに鳴る仕組みの警報がいずれも鳴らない状態だったことが判明。医大病院側から「たびたび誤って鳴り、うるさい」と苦情が出て、1983年4月、防災担当職員が鳴らない設定にし、その後も歴代の担当者が「申し送り」で引き継いでいたという。
川崎市幸区のJR川崎駅付近で京浜東北線の回送電車が工事用車両と衝突して脱線した事故で、同線は24日朝、全線で運転を再開し、始発から平常ダイヤに復旧した。横転した先頭2両は、現場西側の使われていない線路に移された。 神奈川県警は業務上過失傷害の疑いがあるとみて、工事用車両を操作していた男性運転手(43)や工事の管理者らから事情を聴いている。運転手は「時間を間違え、閉鎖される前の線路に車をのせてしまった」と話しているという。工事管理者らは現場近くで打ち合わせをしていたという。 工事責任者らは、JR東日本の聴取に「作業開始の指示は出していない」などと説明しているという。 復旧は夜を徹して続き、先頭2両を大型クレーン3台でつり上げて移動した。JR東日本によると、信号の点検や、試運転で安全を確認して作業を終えたのは24日午前2時27分。始発が川崎駅に着く2時間ほど前だった。 川崎駅の京浜東北線のホー
仙台市消防局によると、15日午前11時ごろ、仙台市青葉区作並の国道48号関山トンネル付近で雪崩が起きた。乗用車2台が巻き込まれたが、約1時間後、乗っていた4人が自力で脱出したという。 消防によると、同日午前9時45分ごろに現場付近で1回目の雪崩が起きた。トラック1台とタンクローリー1台が巻き込まれたが、乗っていた人は脱出して無事だった。1回目の雪崩で通行できなくなり、道路が渋滞しているところに、2回目が起きたという。
福島県大玉村が発注した除染事業で、下請け業者が除染の対象となった村民約20世帯に対し、費用計1千万円あまりを直接請求していたことが分かった。これまでに支払った村民はいないという。背景に工事代金をめぐる業者間のトラブルがあったとみられる。 村によると、除染が行われたのは「大玉3区その2」という工区で、約80世帯が対象。郡山市の業者が約1億円で落札し、昨年9月から作業が始まった。 村などによると、費用の請求があったのは12月末。下請け業者が住民約20世帯に請求書を渡した。除染の費用は国や自治体が元請け業者にまとめて払うため、住民が払う必要はない。 請求書では「元請けから代金の支払いがない」などと説明、「除染が完了したお宅に対しお支払をお願いしたいと思います」などと書かれていた。村によると、元請け業者と下請け業者は代金支払いでトラブルになっており、村も仲介したが、解決しなかった。 村などによると
【岩崎生之助、小山謙太郎】子供用の紙おむつが売り切れる事態が各地で起きている。特定のメーカーの特定の製品だけが飛ぶように売れる。いったい誰が、何のために買っていくのか。探ってみると、おむつは海を越え、高値で売られていた。■ブローカー、留学生らから買い占め 福岡市中心部の商店街。開店から間もないドラッグストアの店先に、軽トラックが止まった。助手席から出てきた女性が店に入り、紙おむつのパックを6個、抱えて出てきた。慣れた手つきで荷台に放り投げる。記者が運転席で待つ連れの男性に聞くと、「中国の親戚に送る」。女性が話をさえぎり、軽トラックは発進した。 2人が買ったのは、花王の主力商品「メリーズ」のテープで着脱するタイプ。尿が漏れにくく肌ざわりがいいと人気が高い。「決まったルートで店を回って集めているようです」。ドラッグストアチェーンの担当者は困惑気味だ。 ドラッグストアがひしめく東京・自由が丘。こ
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