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2010年10月22日のブックマーク (2件)

  • 不確実性との闘い―『資本主義は嫌いですか』 - 事務屋稼業

    今後、経済論戦の主戦場は「バブル」の評価をめぐるものになるのではないか。そんな漠然とした予感があった。そこで一部では「バブルの教科書」とも賞賛される、竹森俊平氏の『資主義は嫌いですか』を読んでみた。 なるほど、たしかにおもしろい。『1997年―世界を変えた金融危機』から書を経て、最新刊『中央銀行は闘う』へと至る流れを概観すると、竹森氏の経済思想が垣間見える気がする。思想というのがおおげさなら、問題意識と言いかえても結構。では、問題意識とはなにか。経済は「不確実性」をどうあつかうべきかというものだ。 フランク・ナイトによれば、発生する確率が予想できる危険を「リスク」といい、予想できない危険を「不確実性」という。企業家は「不確実性」に挑戦することによってのみ、「利潤」を得ることができる。「リスク」だけを相手に市場で競争しているだけでは、いづれ収入の期待値は生産費の期待値にまで下がり、「利潤

    不確実性との闘い―『資本主義は嫌いですか』 - 事務屋稼業
    cybo
    cybo 2010/10/22
  • トレーニング・デイ - himaginary’s diary

    最近持ち上がった齊藤誠氏と飯田泰之氏の論争(というほどのものでも無いかも知れないが)を興味深く拝見したが、非自発的失業に関する齊藤氏の発言 実は、経済学研究の先端で厳格なトレーニングを受けた研究者は、「非自発的失業」や「自発的失業」という言葉をほとんど使わない。 を読んで、吉川洋氏が以下の著書で報告したルーカスの発言を思い出した。 ケインズ―時代と経済学 (ちくま新書) 作者: 吉川洋出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1995/06/01メディア: 新書購入: 12人 クリック: 297回この商品を含むブログ (23件) を見る 少し長くなるが、その発言を報告した部分の後の吉川氏の現代経済学への評価も含め、以下に引用しておく。 一九七七年私はイェール大学の大学院生だった。イェール大学はアメリカ・ケインジアンの総帥ともいえるトービンの影響下に、当時米国でケインズ経済学が生き残っているほと

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    cybo 2010/10/22