乗用車と衝突し、脱輪した特急サンダーバード=石川県加賀市大菅波町で2011年11月29日、宮本翔平撮影 29日午前6時5分ごろ、石川県加賀市大菅波町のJR北陸線・新菅波踏切(警報機、遮断機付き)で、富山発大阪行きの特急「サンダーバード」(9両、乗客約90人)が踏切内で脱輪して立ち往生していた乗用車と衝突。先頭車両の車輪が1カ所脱輪した。乗客や乗用車の運転手らにけがはなかった。 県警大聖寺署などによると、車を運転していたのは兵庫県尼崎市の無職男性(79)。衝突時は車から降り踏切外に出ていた。「昨夜、尼崎を出た。金沢に行きたかったが道に迷った」と話しているという。現場の踏切は道幅約2メートルで自動車の通行が禁止されている。 JR西日本金沢支社によると、事故の影響で同線は午前11時現在、加賀温泉-大聖寺駅間で運転を見合わせ、上下計53本が運休している。 【柳楽未来、宮本翔平】