僕の経験からすると、旅を実際に始めても、旅人モードになるには少しの時間が必要だ。以前、自転車で日本一周をしたときもそうだった。いま、毎日自転車を漕ぎ続け、キャンプ場を目指し、テント生活を送っている。日本にいた頃とは違うライフスタイルに慣れたと実感し始めたのは、旅がスタートして約1カ月が過ぎてからだった。 昼も夜も寂しい一人旅 一人旅は、毎日一人っきりの寂しいディナーでございます Photo: Kensuke KUMAGAI 知らない土地で、ひとりテントで過ごすのは寂しい時間である。とはいえ、大きな町を離れてしまうと、昼間も同じく寂しい時間が流れる。周りには雄大な山々がそびえ立ち、はるか遠くを見ても青い空と雲、そして次々に山々がコンニチワ。動くものといえば、僕の横を通り抜けていく鉄のかたまり、クルマだ。人の気配を感じることができるのは、そんなクルマか、キャンプ場(人がいれば)、途中に立ち寄る
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く