傷つき癒やされることのない韓国人の心ローマ法王の訪韓に沸いた韓国だったが、それも束の間・・・ (中略)今回ローマ法王が訪韓した理由は、男尊女卑と王朝時代の身分差別を乗り越え信仰を受け入れ朝鮮時代に殉教した聖人たちを列福するためなのだが、ちょうど今セウォル号(今年の4月に沈没した船)問題や慰安婦問題など様々な憂いを抱え、国民の鬱化が進んでいる韓国に一縷の希望を与えるきっかけになったと言える。 法王は、セウォル号の真相を究明してほしいとデモをしている遺族たちや慰安婦の人たちに毎日のように会って彼らの心を癒やす言葉や祈りを上げた。彼の行く先々で「ビバパパ(VIVA PAPA)」の歓声が上がり、彼の一挙手一投足に熱狂した。 韓国人は宗教を超えて法王の訪韓を熱烈に歓迎したが、8月15日列福ミサが行われているすぐ近くでプロテスタント教会の人たちが、カトリックと教皇制度に反対するという集会を開いて