2011年07月05日 半導体の1千倍、雄カイコガを使った高感度においセンサー 引用元:読売新聞 昆虫のカイコガを高感度のにおいセンサーに利用することに、東京大の桜井健志・特任助教(生命知能システム)らが成功した。半導体などを使った従来のセンサーに比べて、1000倍近い感度があり、爆発物の探索や病気の早期発見などに役立つと期待される。米科学誌「プロスジェネティクス」に1日発表した。 カイコガのオスがメスを探すしくみを探る 研究チームは、カイコガのメスが出す極微量の性フェロモンに反応して、同種のオスが性行動を起こすことに着目。遺伝子組み換え技術を使って、触角にある性フェロモンを感知する細胞に、別種のガの性ホルモンを識別するたんぱく質を導入したところ、別種のガのメスに反応して、性行動を起こすことがわかった。 性フェロモンも、通常のにおいも、識別するたんぱく質の構造は似ている。様々なにお