ホタルの発光のもとになる物質「ルシフェリン」が、2種類の化学物質を水の中で混ぜるだけで簡単に合成できることを、中部大と名古屋大のチームが発見した。6日までに英科学誌電子版に掲載された。 チームによると、ホタルの祖先は約1億年前に現れたとされるが、発光能力がどう進化したかは分かっていない。中部大の大場裕一准教授は「ホタルの祖先の体内でも同じような反応が起こり、発光が進化するきっかけの一つになったのでは」と話し、謎を解く鍵になるとみている。 化学物質は「ベンゾキノン」と「システイン」。中性の水に入れ、室温で3時間かき混ぜると微量のルシフェリンが合成できた。
![ホタルの発光物質、簡単に合成 水で2種類混ぜるだけ - 共同通信 47NEWS](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8827a5b36f81e3d9f05472aecaf2e56f965761f7/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fgiwiz-nor.c.yimg.jp%2Fim_siggZsSc8xpVrdaxATFuYXI9Dw---exp3h%2Fr%2Fiwiz-nor%2Fch%2Fimages%2F101227052982011380%2Forigin_1.jpg)