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ブックマーク / tnakagawa.exblog.jp (3)

  • そもそもがんとは何か──番外篇(その1) | team nakagawa

    放射線被ばくパニックに、収束の見通しが立ちません。しかし、私たちは、いったい、何を怖がっているのでしょうか? あるいは、何を怖がるべきなのでしょうか? 脱毛や白血球の減少といった「確定的影響」は、福島原発の近隣を含めて、一般の方々には起こりえません。起こるとすれば、「確率的影響」すなわち「発がんリスクの上昇」です。(ヒトの場合、子孫に対する遺伝的影響は“観察されていません”。) 広島・長崎のデータでも、100ミリシーベルト以下では、発がんリスクが増えたというデータはありません。100ミリシーベルト以下の被ばくでは、がんは増えないということではなく、放射線被ばくよりはるかに発がんに影響を与える生活習慣のなかに、被ばくによるリスクが「埋没してしまう」のです。 だからといって(一部に誤解があるようなので急いで付け加えておきますが)「放射線による多少の被ばくを心配するには及ばない」などと言っている

    そもそもがんとは何か──番外篇(その1) | team nakagawa
  • team nakagawa : 福島訪問−その2 空間線量率測定の結果について

    東大病院で放射線治療を担当するチームです。医師の他、原子力工学、理論物理、医学物理の専門家がスクラムを組んで、今回の原発事故に関して正しい医学的知識を提供していきます。 Twitter:team_nakagawa2011年4月29日にteam_nakagawa 5名(医師3名、物理士2名)で福島を訪問しました。福島市にある福島大学附属中学校、飯舘村草野周辺、浪江町津島周辺、南相馬市(市役所、鹿島幼稚園・小中学校、八沢小学校、上真野小学校)の土壌や空間線量率の測定を行い、地域の代表の方には、データに基づいた報告や提案を始めています。日は、実際に私たちが4月29日に観測した空間線量率についてご報告します。 1. ワンボックス車に線量計をつけて福島市~飯館村、浪江町、南相馬市、南相馬~福島市の空間線量を測定しました。 2. 福島市および南相馬市のいくつかの学校について空間線量を測定しました。

  • 福島訪問──その1 飯舘村の特別養護老人ホーム | team nakagawa

    先月末、チームのメンバー5名(医師3名、物理士2名)で、福島県を訪問しました。福島市、南相馬市などの、幼稚園、小学校、中学校で、校庭などの空間放射線量の測定と土壌の採取を行いました。また、文部科学省のモニターカーによる各地の測定結果が正しいかどうかのダブルチェックも行いました。詳しい測定結果は、順次、ブログで紹介していきます。 飯舘村にも入って、住民の皆さんのお気持ちを伺い、菅野村長と面談もさせて頂きました。東京では見えなかった多くのことに気づかされました。とくに、菅野村長との面談や、特別養護老人ホーム(いいたてホーム)訪問などを通して、現場が直面する問題を知ることができました。今回は、とくに、飯舘村の特別養護老人ホームについて、当チームの見解をご紹介します。 福島県飯舘村は、福島第一原発事故の影響で「計画的避難区域」に指定され、5月下旬をめどに避難を求められています。国から村民の避難を求

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