ユネスコ=国連教育科学文化機関の「記憶遺産」に、いわゆるシベリア抑留などに関する資料が登録されたことについて、ロシア外務省は、「日本の歪んだ戦争認識のもとで資料の収集が行われた」と述べ、日本への非難を強めています。 これについて、ロシア外務省は22日、コメントを発表し、「ロシアは、24年前の日本とソビエトとの合意に基づいて、情報や資料の提供で日本に協力してきた。しかしながら、日本の歪んだ戦争認識のもとで資料の収集が行われたといわざるをえない」として強く反発しました。そのうえで、「このようなことでは、日本が第2次世界大戦での攻撃的な行動について心から反省しているか疑問を抱かせる」と述べて日本を非難しています。 この問題を巡っては、ロシア側が「政治利用だ」として日本側に申請の取り下げを要請したのに対し、日本側は応じられないという考えを示しています。ロシアはあくまでも2国間で解決すべきだという考