その主張は、よりによって『SAPIO』に掲載されている。 戦争責任に識者 「国として誠意を見せた数少ない例が日本」│NEWSポストセブン*1 「アジア女性基金」は日本の法的責任を認めるものではなく、道義的責任を果たすものだ。その意味で百点ではないかもしれないが、自国の戦争責任にここまで踏み込んで他国民に賠償し、謝罪した例はないはずだ。 この主張については、すでにscopedog氏が「敗戦した国が賠償した事例としては第一次大戦時のドイツとか日清戦争時の清国とかありますので、近代ではさほど珍しくはないでしょう」*2と指摘している。 それとも、いったん請求権を放棄させた問題で基金をつくったことが珍しいということだろうか。だとしても民間の寄付金という形式をとった基金を「賠償」と表現することは不正確だろう。 元慰安婦を支援する韓国と日本の一部の団体(日本のそれはリベラル派である)は日本政府の法的責任