「アンネの日記」で知られるアンネ・フランクの隠れ家がナチスの秘密警察に見つかった経緯について、新たな調査結果をもとにことし出版された本が、専門家らの批判を受け回収されることになりました。 アンネ・フランクは第2次世界大戦中、ナチスによるユダヤ人の迫害から逃れようとオランダのアムステルダムの隠れ家で生活していましたが、1944年、秘密警察に見つかって拘束され、強制収容所に送られたあと15歳の若さで亡くなりました。 アンネがなぜ秘密警察に見つかったのかは長年、謎とされてきましたが、アメリカのFBI=連邦捜査局の元捜査官などでつくるチームが具体的な人物名を挙げて「ユダヤ人の男性が隠れ家を密告した可能性がある」とする新たな調査結果をまとめ、これをもとにことし1月、本が出版されていました。 しかし出版後、専門家からは結論を疑問視する声が上がり、海外メディアによりますと、今週行われた専門家による議論で
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