サイバー安全保障分野での連携を決めた九州大の有川節夫学長（右）と米メリーランド大のウィリアム・カーワン学長（１４年６月２４日、米メリーランド大で）＝中島達雄撮影 【ワシントン＝中島達雄】九州大と米メリーランド大は２４日、サイバー安全保障の授業や研究で連携する学術協力の覚書を交わした。 サイバー分野での日米の大学間連携は初めて。 九大の有川節夫学長が米ワシントン郊外のメリーランド大を訪ね、ウィリアム・カーワン学長と覚書に署名した。メリーランド大はサイバー・セキュリティー学科を持ち、先進的な教育と研究を実施しており、多くの卒業生を米国家安全保障局や情報技術の関連企業に送り込んでいる。 九大はメリーランド大から講師を招き、今秋、まず理科系学部でサイバー安全保障を新入生の必修授業として導入し、来春には全学に広げる。交換留学や共同研究も検討中だ。 有川学長は署名後、「今の社会は、あらゆるところにサイ