「USB」はパソコンの周辺機器を接続するためのインターフェイスとしてすっかり定着しただけでなく、パソコン以外にもデジタルカメラやビデオカメラ、家庭用ゲーム機にも搭載されるくらいに一般化している。また、USBは単に周辺機器を接続するだけなく、携帯電話やポータブルゲーム機などの内蔵バッテリーを充電する手段としても利用されるようになっている。 これほど身近になったUSBだが、その誕生や、なぜ充電までできるのか? など、どのような技術や仕組みなのかを答えられる人は少ないだろう。今回は、知っているようで意外と知らないUSBの世界を探ってみよう。 ■汎用性を追求したUSB USBの正式名称は、「ユニバーサル・シリアル・バス(Universal Serial Bus)」。パソコンに周辺機器を接続するためのバス規格のひとつだ。「Universal(汎用)」という名前があらわすとおり、USBはさまざまな周辺