十代後半から二十歳代にかけては、自分の将来に対して「こうなりたい」という大きな目標をいつも掲げては挫折を繰り返し、結局、「さえない自分」でしかない現状にため息をつく日々でした。それなりに仕事でお金はもらっていたし、人づきあいも楽しんではいたけれど、自分の「なりたい」からは程遠く、そんな状況に対して常にジレンマ、焦りを抱いていました。三十歳の頃、自分よりも何倍も強い意志を持ち、掲げた目標に対して努力を惜しまずに猛進していく人たちと出会う機会がありました(その代表格は結婚した相手です)。その人たちとの出会いによって、これまでの自分がなぜ「さえなかったか」が手に取るように分かり、自分の中にあった意味のないプライドがズタズタに引き裂かれました。ああなんだ、自分は身の程をわきまえず、根拠のない自信ばかり持って高い目標を掲げ、それに対して努力もせず、目先の快楽に走る日々を送っていた軟弱者だったんだ。学
ビザの更新のため、日本に戻っています。しなもんだけアメリカに残してきましたが、id:stanaka夫妻が面倒をみてくれていて、安心です。アメリカでは数名ぽっちの小規模なオフィスでずっと仕事をしていましたが、渋谷に帰ると常時20名ほどがうよめくオフィスで過ごすことになります。それでも一般的な企業に比べれば、小さなほうだと思いますが、やはり10人、20人を超える人たちと常に一緒にいると、妙に緊張したり気をつかったりして、普段の自分じゃなくなってくるような気がしてきます。たくさんの人と共同生活する場合、接する相手が多岐に渡るため、当然ではありますが、同じテーマの会話をしても相手によって反応が異なります。それに対して自分がどう反応するか、テニスのラリーのように、何とかコート内にボールを返すために必死で考えて言葉や態度を発するわけですが、ときに自分のペースを見失ってしまい、ちぐはぐな言動をとったり、
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