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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/FUKAMACHI (11)

  • 今もこれからも、すてきないい町 - 深町秋生の序二段日記

    三陸の旅を終えて以来、虚脱状態が続いている。 山形が停電から復旧し、テレビやネットで情報を追い続けていたが、この世のものとは思えない津波の映像に震え、ぶらぶら歩いていた釜石の商店街が波に呑みこまれ、あとはもうひたすら恐ろしかった。 地震当日の午前中は、宮城県松島のカフェで原稿を書いていた。午後に山形で用があり、久々に帰郷したところで地震に遭った。その用事がなければ、「いいところだな」と、太平洋岸の町をうろついていたと思う。 最近は、ずっと旅をしていた。 三陸をうろつく前の週は、福島の郡山やいわき市に。海を見ていると、原稿執筆のモチベーションが維持できるという理由で、今年の冬は沖縄や福島、仙台、三陸をぶらつきながら、わりとストイックに原稿に向かっていた。旅をしながら、同時にカンヅメでもあったのだ。 プライベートな空間では原稿がまったく書けないので(個室に入るとロクなことをしない)、家には帰ら

    今もこれからも、すてきないい町 - 深町秋生の序二段日記
    d14a
    d14a 2011/03/16
  • 2011年02月19日のツイート - 深町秋生の序二段日記

  • スティラー、ハリウッドを撃て!「トロピック・サンダー」 - 深町秋生の序二段日記

    ただね、「プラトーン」とかに出た友達が、たった2週間のブートキャンプをやらされただけで、インタビューとかで、「戦争の恐ろしさを知りました」とか大げさに戦争を語ったりしてるのを見て、「たかが役者が何を偉そうに!」と思ったんだ。 ベン・スティラー監督インタビュー 映画秘宝12月号 「トロピック・サンダー 史上最低の作戦」を見た。今年もっとも罠な映画である。面白かったが、けっして一般向けではない。 出演者はコメディ界の大立て者ベン・スティラー(監督でもある)、人気者ジャック・ブラック、「アイアンマン」ロバート・ダウニー・ジュニア、そしてなぜかハゲヅラをかぶったトム・クルーズである。 「オーシャンズ11」よりも豪華なのではないかという顔ぶれ。(スパイダーマンの主役もちらっと顔をのぞかせたり)ど派手な爆発シーンや金のかかったアクションも多いため、これはきっと「みんなで愉しくゴージャスに笑いやしょう!

    スティラー、ハリウッドを撃て!「トロピック・サンダー」 - 深町秋生の序二段日記
    d14a
    d14a 2008/12/05
  • 荒れ学(アレノミクス) - 深町秋生の序二段日記

    荒らされるの嫌! 炎上こわい! とブログやっている人間は多かれ少なかれ思うわけです。喜ぶ人もいるけれど。 どうも最近、友人関係やよく見て回るブログのコメント欄が荒れていたりして、なんだかなあと虚無感を覚えたりする。他人事じゃないのだけれど。例えば。 http://d.hatena.ne.jp/samurai_kung_fu/comment?date=20070530#c(侍功夫さんのところの謎のコメント。超自我なる言葉が飛び出すポエティックな荒れ具合) http://d.hatena.ne.jp/madogiwa2/20070602(まどぎわ通信さんの映画「大日人評」 コメント欄が当に毛主席を愛してやまない情熱に燃えた紅衛兵のよう) まあこんな具合。そのほかにもいろいろ事例があるのだが、これらをきっかけになぜブログが荒れたり、炎上したりするのかというのを考えてみた。 http://ww

    荒れ学(アレノミクス) - 深町秋生の序二段日記
  • 嫌だ力(いやだりょく) - 深町秋生の序二段日記

    鈍感力や老人力に便乗して、私も一つ提案。 人間には「嫌だ力」というのがある。 この間の日曜日に私もこのパワーを全力で発揮してしまった。小説をがんがん書かなければならないというのに、どういうわけかマンガ10冊(「エマ」と「へうげもの」がことのほか面白かった)と2冊(溝口敦の「肉の帝王」はすごい)と映画見てしまった。暇なときにだって、こんなに熱心に読みふけったりしないというのに。なぜか時間もないはずのやばい時期に限って、あさっての方向にパワーを発揮してしまう。そういえば三ヶ月前もゾンビゲーム「デッドライジング」でゾンビを五万人殺していた。半日潰れた。 まあ多かれ少なかれ、誰しも覚えがあるのではないだろうか。私は特にこの「嫌だ力」の有力オーナーで、高校のときは受験勉強しなきゃならないというのに、地元ではちょっとした有名人になるほど「スト2」の腕がめきめき上達していた。あと英単語はさっぱり

    d14a
    d14a 2008/07/28
    「果てしなき渇き」の文庫版
  • 深町秋生の序二段日記

    合言葉はBee! はい。これを知ってるお前はイイ年こいたオタク! 30近いだろ。 あ、突然すみませんね。今日はもうだらだらに雑談です。ひどい疲労がたまってるもんで、どうしようもない。で、えーと最近、まあスターウォーズもいよいよ公開間近(あんまし興味ない。けど映画秘宝なんかはもう半年くらいは特集し続けるんだろうなあ。かなりため息)ということもあって、帝国がどうのとかよく耳にするんですが、そうすると、私がふっと思い出したのがこの「合言葉はBee!」帝国の人達のことでした。強引だけど。それに私が勝手にそう読んでいただけの話なんだが。で、この合言葉というのはある声優さんが広めに広めまくった言葉であります。それはそれは怖ろしいくらいに。 ちょうど今から10年くらい前に、オタク達の間でものすごい声優ブームが巻き起こりました。今もその余韻みたいなものはありますが、もう当時はすごかった。若い女性声優が完全

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    d14a
    d14a 2008/07/28
    声優ブームの件
  • 「ない」づくしの時代 - 深町秋生の序二段日記

    うなぎやまぐろが手に入らない。調査捕鯨もダメ出しされた。大豆やとうもろこしはバイオエネルギーに奪われて高騰している。原油も高騰。金属も高騰。マンホールのふたやガードレールがなくなった。そういえば年金もない。 というわけで「ない」「ない」づくしの世の中である。こんなに「ない」と言われる時代も珍しい。もっといえば正社員の椅子もないし、老人たちは「モラルがない」という。そういや安全もないらしい。(あるのはガスと看板と偽装肉)健康もない。あと希望の抱けない時代だと村上龍氏がよく言っていたものだ。 とはいえ戦後まもなくや昭和三十年のような絶対的な貧困とは違って、まあテーマパークや巨大ショッピングセンターなんか土日になれば、けっきょくどこもめちゃ混みするくらいだから当に「ない」かといわれれば微妙だが、社会を覆う「欠乏感」や「貧乏感」はかなりすごいものがある。戦後最大級かもしれない。 この間も取り上げ

    「ない」づくしの時代 - 深町秋生の序二段日記
    d14a
    d14a 2008/07/28
    トイレットペーパー騒動のような大パニックが起きるのではないか……と思ったが、社会保険事務所やファストフード店の行列を見る限り、今が充分パニックなんだと思い返した
  • 深町秋生の序二段日記

    週末になると、山形駅あたりのホテルに閉じこもって仕事をしている。 駅前となると繁華街のように思えるが、昼間はかなり静かである。息抜きに散歩をすると、それがよくわかる。土曜の夕方なんて、一番人が街へ繰り出す時間だろうにひっそりとしている。ちりんちりんなんて風鈴の音が風流に響くほど静か。 これは散々言い尽くされたドーナッツ化現象というやつで、同時刻の郊外ショッピングセンターは車の熱気でかげろうができ、周囲の道路は大渋滞を起こし、何人もの警備員が汗だくになって誘導灯を振り回し、子どもはじたばたと泣き叫び、おばあちゃんはへとへとになってベンチに腰掛け……と大賑わいである。 それに反して駅前は商業地としての地位をすっかり奪われ、住宅地に生まれ変わろうとしている。地方の駅前というのはだいたいみんなそんな過渡期に入っているようだが。そんな傾向に合わせるかのように駅前から看板がなくなりつつあることに気づい

    深町秋生の序二段日記
  • 深町秋生の序二段日記

    ぼんやりとテレビを見ていたら、今私がもっとも敵視しているパチンコ店ベガスベガス(うちの近所の街道沿いにでっかくオープンして道が大渋滞。すぐそばで半年前にでかいショッピングセンターもオープンしたのに、行政に金がなくて信号もない始末。おかげでしょっちゅう事故が起きている。そのうち子どもの車茹でなどが発生するに違いない)がいつものように派手派手しく宣伝していた。 山形の鉄砲町店で1円パチンコをやるらしい。 私はパチンコそのものについてはほとんど何も知らなかったのだが、パチファンの間では当たり前のように知られた言葉らしい。普通のパチンコ店は1玉=4円なのだが、それが1円の低価格で愉しめるらしいのである。 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/business/113/1181658077/(こうした掲示板を読んでもらったほうが早い。1円パチンコってどうよスレ)

    深町秋生の序二段日記
    d14a
    d14a 2008/07/28
  • 深町秋生の序二段日記

    速水健朗さんの「自分探しが止まらない」を読んだ。 読み終えたあとに感じたのは恐怖だった。この感覚は斎藤貴男の傑作ルポ「カルト資主義」でも感じたが、現代日に覆う得体の知れないものの正体に肉迫しているように思える。凡庸な表現になるが、これこそが警鐘を鳴らしてくれる「社会の木鐸」というやつなのだろう。 ただ違和感を覚えたのは帯だ。バックパック背負った若者とゴス娘のヘタウマイラストがあって、「こんな若者にはもううんざり」と挑発的な文句が並んでいる。これはベストセラー新書の「他人を見下す若者たち」とかにならったものなのかは知らないが(こっちの著者名も速水だ)、の内容と乖離した帯は、宣伝になるどころか上滑りするだけではないかと思う。あれは「こんな若者につけこむ輩にはもううんざり」とすべきだったのだ。でもこれじゃあまり宣伝にはならないのか。 http://d.hatena.ne.jp/S2D2/2

  • 深町秋生の序二段日記

    「ホットファズ」が署名運動のおかげで公開となった。 このムーブメントは好ましい。アメリカや外国では大ヒット飛ばしている良作が、どういうわけか日では公開もされずにビデオスルーや未公開になってしまう例があとをたたない。シネコンがアホみたいにどんどんできているくせに、やっているのは難病とか犬っころとか、女高生やホストがどうとか、ホントに個人的にどうでもいいやつばかりがかかっている。そういう状況を打ち破ってくれる突破口になってくれるといいなと思う。 ……とまったく同じ文章を先日書いたのだが、今とにかく映画ボンクラ界隈で盛り上がっているのがあのタイのガチステゴロ映画「マッハ!!!!!」(エクスクラメーションマークいくつつけるんだっけ)の続編と思しき作品のプロモ映像だ。 http://link.brightcove.com/services/player/bcpid1214128517?bctid=

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    d14a
    d14a 2008/07/28
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