今年の夏、あまりに自堕落な自分の現況と周囲の活気に満ちた活動の対比に愕然とし、思い切ってコミケのサークル参加に申し込んだ。これまではずっと、半端マニアソフトという同人ゲームサークルでの参加だった。個人での参加はもちろん初めてのことで、応募完了した時の高揚感たるや、まだできてもいない本についてあれこれ想像を巡らせるという、昨日今日コミケを知った中高生のような浮かれっぷりだった。 大方の予想通り、10月の後半にはコミケという単語を聞くだけで冷や汗をかくようになり、そろそろ迫る当落通知の発送に向け、嫌なことばかり考えるようになっていた。この忙しさの中、常に設置された長期〆切を押しのけるようにして、僕は同人誌など作っていていいのだろうか。これまで、仕事を常に優先してきたからこそ、僕という存在が許されていたんじゃないだろうか。艦これ楽しいウヒーとか言ってるのと段階が違うのだ。あまり調子に乗っていては