SPEEDAのBXデザイナーの南澤裕文(みなみさわひろふみ)と申します。 ここ最近よく目や耳にするようになったBX(Brand Experience)ですが、みなさんはいつ頃からこの言葉を意識するようになったでしょうか。 今回の記事は、自分がBXを意識するきっかけとなった経験について簡単にお話しできればと思います。 伝達することの大切さに気づいた大学時代もともと私は大学で工業意匠を学んでいました。当時の自分は、コンセプトを考えて形に落とし込むことに注力しており、制作したものを第三者に伝えるスキルが欠けていました。 例えば、読みにくいプレゼンボードのせいでコンセプトの意図が伝わらず、制作したプロトタイプの本質的な魅力を理解してもらえないことなどがありました。 伝達するスキルが欠けている状態こうした経験から、情報を整理し適切に視覚伝達するスキルは、ハードウェア、ソフトウェアに限らずプロダクトの