AWS Summit Japan 2024 Expo ( https://aws.amazon.com/jp/summits/japan/expo/ )での発表資料です。 本資料は、Amazon Web Servicesのテクニカルレビューを経ていますが、発表者独自の観点および分類により作成してい…
はじめに 初めまして!ソーシャル経済メディア「NewsPicks」SREチーム・新卒エンジニアの樋渡です。今回は「AWS Security Hub」と「Slack」を用いて、弊社で利用しているAWSリソースの監視運用を効率化したお話です。 お話の内容 年々増加するサイバー攻撃に対抗するため、セキュリティ対策は日々重要度が増してきています。 そこで弊社で利用しているAWSのリソースに対して、各種セキュリティイベントの収集ができるAWS Security Hubを利用することで、セキュリティ状態の可視化と迅速な対応がしやすい運用を行い、セキュリティ状態の現状把握から始めることにしました。特にNIST CSFの「検知」部分の運用について整備した内容となっています。 NIST Cyber Security Frameworkについて 皆さん、「NIST Cyber Security Framewo
2024年1月時点のAWSベストプラクティスに従って作成しました 好評でしたら続編も検討します 1. 環境ごとにアカウントを分離する 本番、検証、開発ごとにアカウントを分割しましょう ✕良くない例 ◎良い例 最初にアカウント分割しておかないと、後で分割するのはとても大変です アカウントを分割することで「検証と思って作業したら、実は本番だった」のような事故を減らすことができます コストがアカウント単位で集計されるため、環境ごとのコストを簡単に算出することができます AWS Organizationsを使用することで、各環境に応じた権限設定が簡単にでき、ガバナンスを強化することができます AWSアカウントはAWS Control TowerのAccount Factoryを使用することで、クレジットカード情報を都度入力することなく簡単にアカウントの払い出しが可能です また、AWS Contro
こんにちは、アルダグラムのSREエンジニアの okenak です 今回は AWS ClientVPN を導入したことで、社内の運用業務の効率化とセキュリティの強化を達成した事例を紹介したいと思います。 背景 2019年の段階では社員数が12名程度だったこともあり、社内システムのアクセス制御にAWSのセキュリティグループを利用してオフィスIPやリモート接続先IPを解放することで対応を行っておりました。 2023年には社員数が80名になっており、インバウンドルールが40を超えセキュリティグループが穴だらけという状態になっており、社員数増加に伴うIP制限更新作業による管理コストの増大とセキュリティ上のリスクが問題になってきたため、AWS ClientVPNを導入することに踏み切りました。 AWS ClientVPNについて VPNに関して他社のサービスとも比較しましたが以下の点が推しポイントでし
はじめに Amazon VPCは、AWS上で仮想ネットワークを構築できるサービスです。 VPCの概要や理論については以下の記事で詳細に解説しました。 一方で、「理論だけでなく実践も重要!」 と思われる方も多いと思いますので、 本記事では実際にVPCによる仮想ネットワークを構築する方法を解説します。 構築の指針として、以下のベストプラクティスを極力満たすよう進めていきたいと思います。 特にVPCフローログやVPCピアリング、VPN等は設定が複雑でハマりがちですが、極力分かりやすく解説したつもりなので、効率よく構築法を習得できる記事となれば幸いです。 本記事で構築するVPCの構成 下図構成のVPC (上記記事の冒頭で紹介した構成)の構築を、実際のコンソール操作方法を交えて解説します。 上記構成の意図として、VPC1 (Webアプリ用のVPC)とVPC2 (社内ネットワークを模擬したVPC)を組
「CEOに身代金を要求したい」 こんにちは、PSIRTマネージャのただただし(tdtds)です。この記事はfreee Developers Advent Calendar 2021 18日目です。 freeeにjoinしてから早くも14ヶ月がすぎました。freeeでは毎年10月に全社障害訓練をしていて、昨年は入社したてで右も左もわからないままAWS上の本番環境(のレプリカ)に侵入してDBをぶっ壊す役目をさせられたのも良い思い出です*1。 で、上の「CEOに身代金を要求したい」という物騒な相談は、今年の訓練計画の話です。話を持ち掛けてきたのはCIOの土佐。昨年は主要サービスが落ちて、開発チームが対応にあたる中、ビジネスサイドも顧客対応などで訓練参加しましたが、今年はさらに、経営サイドまで巻き込もうというゴール設定がされたわけですね。腕が鳴ります。 ゴールは「CEOに4BTCを要求する」 ゴー
Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? AWSアカウントを作成したら最初にやっておきたいことをまとめてみた。 あわせて読みたい 本記事の内容を含めた最新の手順は、下記の書籍にまとまっている。 クラウド破産を回避するAWS実践ガイド AWSアカウント(ルートアカウント)の保護 AWSアカウントが乗っ取られると詰むので、真っ先にセキュリティを強化する。 AWSアカウントへ二段階認証を導入 AWSアカウントでのログインは、AWSアカウント作成時のメールアドレス・パスワードだけでできてしまう。心許ないにもほどがあるので、まずは二段階認証を設定しよう。 IAMのページを開く https
AWS Advent Calendar 2014の7日目です。あと、全部俺Advent Calendarも開催中です。 運用絡みで何か書くと宣言したので、AWSのアカウント運用について書いてみます。テクニックや技術より、考え方の面での整理です。 AWSのアカウントの種類 AWSで利用するアカウントは2種類あります。AWSアカウントとIAMアカウントです。AWSアカウントは、マスターアカウントと呼ぶこともあって大元のアカウントになります。AWSにサインアップ時に作るものが、AWSアカウントで1つだけ存在します。それに対して、IAMアカウントはユーザアカウントです。AWSの管理コンソールから、個々のユーザ向けなどに作成します。 AWSアカウントの取扱について AWSアカウントは、全権限を持っています。強力すぎるアカウントで、日常の運用に利用するには危険すぎます。日常の運用には使わないというのが
AWSアカウントを安全に運用したいなら最低限これだけはやっとけというTIPSです。 0.AWSのアカウントの種類 AWSアカウントを作ったときには、AWSのrootアカウントしか存在していません。 このままだと「メールアドレス」「パスワード」で「AWSリソースの操作が何でも」できてしまいます。 そこで管理コンソールへのログインはMFA(Multi-Factor Authentication)を利用したうえで、root以外にIAM Userというアカウントを作成し、限定した権限で利用することが強く推奨されています。 rootアカウント:AWSアカウント作成時に作成される何でもできるユーザー IAMユーザー:権限を限定して設定できるユーザー 1.Authyのセットアップ 2段階認証を導入するためにハードウェア型のMFAデバイスか、ソフトウェア型のVirtual MFAが使用可能です。今回はVi
こんにちは、技術部の福森 (@sora_h) です。 最近は環境変数に API トークンや credential といった認証情報を入れる事が増えてきています。 たとえば、AWS を利用するツールでは AWS_ACCESS_KEY_ID, AWS_SECRET_ACCESS_KEY といった環境変数にだいたいの場合で対応しています。 そのため、~/.bashrc や ~/.zshrc などシェルの設定に export を書いておき常に使える状態にしている方も多いと思いますが、 それって実は危険ではないでしょうか? 例えば、下記のようなリスクが考えられます: 意図せず情報が利用されて意図しない副作用が発生してしまう危険性 本番に変更を与えるつもりはなかったけれど事故を起こしてしまう等 悪意のあるスクリプトを実行した際に環境変数を送信などされてしまう危険性 事故や漏洩を防ぐためにも、筆者はかな
昨日は疲れました。死んだといっても過言では無い。このサーバもほとんど落ちた。1日のアクセス数60000人。ただしアドセンスはたいしたことない。だってみんな必死で検索してるんだもの・・・。 ここいうツイートで癒やされました・・・涙 ロリポップと契約していた顧客がロリポップのサーバ改ざん発表のあとで直撃弾くらいました。ショップでなくてブログだったので引っ越しを先に考えていたのが甘かったです。それもパスワードを複雑にして2段階認証を設定して、wp-config.phpも推奨通り404にしていてやられました。のちにロリポップ側で400に強制変更したようだが、404だってそうそう入れるものじゃ無い。侵入されたサイトのバックアップを直前に取ってあったので、時限爆弾の可能性もあるなとエンジニアが半日かけて精査したけどないようでした。ログイン画面からプルートフォースアタックで入って来たわけではないのは確か
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