谷口 慌ててもしょうがない。造船は景気の循環に左右される産業であり、今は我慢の時代になっているということです。 良く見れば分かりますが、韓国の方がはるかに厳しくて深刻な状況にあります。予想されたことですが、生産能力という「胃袋」を大きくすれば、ちょっと不況になると、すぐにひもじくなってしまう。 韓国にしても、仕事がなくて、餓死してしまうような状況になるかもしれません。韓国は最大手の現代重工業にしても、生産現場において正規社員の比率が日本よりも、かなり高いでしょう。だから、人員削減のようなリストラも簡単ではない。 商談が動き出すのは「リーマン後」2年半 ―― 韓国の造船業界はこの2~3年で、生産能力を一挙に2倍以上も拡大しています。日本の2倍の4000万総トン以上は生産できるはず。過剰供給になる以上、安値受注に突っ走り、日本にも影響が出てくるのではないでしょうか。 谷口 韓国は仕事確保のため
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