アニメ映画「アナと雪の女王」の異例のロングラン上映が思わぬ余波を生んでいる。配給元が著作権上の問題もあるとして、公共施設などでの市民向け上映会を中止するように求め、兵庫県篠山市で23日の上映が急きょ取りやめとなった。しかし県内では上映会を開いたところもあり、関係者は困惑している。(安福直剛) 映画は、2人のプリンセスが登場する物語。3月に全国で封切られ約2千万人が観賞した。現在も劇場公開が続いている。 配給元のウォルト・ディズニー・ジャパン(東京)によると、映画館での上映が終わった作品については、自治体などに業務用DVDを貸与し、一般向けDVD発売と同時に、非営利に限り上映会開催を許可してきた。 しかし、今回は7月16日にDVDを発売したものの、公開は続行。「上映中に発売するのは初めて」(同社)という想定外の事態となった。 上映会は無料か低額の協力金制のケースが多い。そのため、映画