これまでの記事でも述べていますように、日本には統計学部というものがありません。海外では「Department of Statistics」というものがあります。海外の大学の構造は日本のように学部→学科→教室という階層になっておらず、大学にDepartmentが直接ぶら下がっているので、Departmentによって大きさは違います。ですが「統計」という名前で1つのDepartmentがあるのは大きなことだと思います。海外では統計学に精通してデータ解析を行える専門家を「統計家(Statistician)」と言います。日本では存在しない職業ですが、海外ではデータ解析の専門家として様々な分野で活躍しています。例えば次のような事を行うのが統計家です。銀行での信用リスクの開発保険会社でのリスクモデルの開発製薬会社での治験のデザイン、解析格付け機関での組織評価各種医療機関での疾病リスクの開発各会社のマー