人事トップが語る組織づくりの極意 2006年にピープル・オペレーションズ(人事部)担当上級副社長として入社して以来、ラズロ・ボックはグーグルが強力なグローバルカンパニーに成長する後押しをしてきた。約6000人だった従業員数は6万人に届こうとしている。 ボックが率いる人事チームは組織マネジメントの戦略を構築し、グーグルは優秀なIT人材から「最も働きたい会社」のひとつに選ばれるようになった。アメリカで「最も幸せな会社」のランキングにも名を連ねている。 ボックは新著『Work Rules!』(邦訳は東洋経済新報社から7月末刊行予定)で、グーグルが実践している組織マネジメントの10のコツを紹介。私たちの職場でも実践できると勧めている。 1:仕事に意味をもたせる 社員が給料のためだけに働いている会社や、市場のリーダーになることしか考えていない会社は、成長し続けることはできない。仕事を、より高尚な目的