経営陣への状況報告を毎月行うのだが、インフラ面では「今月も問題ありませんでした」といった程度の報告になりがちだ。ITインフラは電力会社と似たところがある。電力会社に感謝する人はいないが、停電になればいろいろなことを言われる。 どうすれば彼らがIT部門の苦労に感謝するような説得力のある報告書が作れるだろう。彼らはシステムが正常に動作することを期待しているため、正常に動作しているからと言って特別に感動したりはしない。大きな労力を払って信頼のおけるシステムを設計し、実装することは、IT部門にとって退屈でうんざりする作業でもある。ITインフラと、それによるサービスのための費用に対し、経営陣の正当な評価が得られるような報告書はどのようなものだろう。