オンラインゲームに不正侵入して入手した利用者のIDとパスワードをインターネット掲示板に公開したとして、京都府警サイバー犯罪対策課は13日、和歌山市内の自称ハッカーの無職少年(16)を不正アクセス禁止法違反(知情提供)容疑で逮捕した。 5月の法改正で、他人のIDやパスワードを無断で第三者に提供する行為は、どのサイトで利用できるものかを明示しなくても処罰されるようになり、府警によると、適用は今回が全国初という。 発表では、少年は5月15日夕、自宅のパソコンから京都市内の無職男性(37)が運営するオンラインゲームのサーバーに不正アクセスし、取得した利用者3人(37~41歳)のIDやパスワードをネット掲示板に書き込んだ疑い。少年は調べに「簡単にアクセスできたから不正ではない」と供述、容疑を一部否認している。