「救急車で運ばれても入院に至らなかった場合は7700円を支払う」 そんな取り組みが三重県松阪市で6月1日から始まり、注目を集めています。 「呼びたくても、ためらってしまうかもしれない」 「結果として大したことなければ、払うのも仕方ない」 賛否さまざまな意見が出ていますが、なぜこうした取り組みが始まることになったのでしょうか。 取材を進めると見えてきたのが、これまで助かっていた命が助からなくなるかもしれない、救急医療をめぐる危機的な状況でした。 (津放送局記者 周防則志 加賀ひかる / ディレクター 杉野希都)