「夫が育児休業明け2日で(関東から)関西への転勤を命じられた」。ツイッター上のそんな書き込みがネット上で大きな議論を呼んでいる。転勤命令をきっかけに夫が退職したことなどから勤務先の会社に批判が集中。会社が6日、見解を出す事態となった。 投稿したのは、首都圏に住む化学メーカー大手カネカ(大阪市)の元社員(38)の妻(会社員、40代)だ。朝日新聞の取材に応じた夫婦によると、2人目の子どもが生まれたのをきっかけに、夫は3月末から4週間の育児休業を取った。 育休から復帰して2日目の4月23日、5月16日付で関西に異動するよう命じられた。「家族に相談させてほしい」と上司に頼んだが、「無理だ、もう決まったことだ」と言われたという。 夫は労働局に相談したほか、社内の人事担当部署や労働組合も交えて「異動に異論はないが、1~2カ月の猶予期間がほしい」などと時期の変更を求めたが、会社は応じず、夫は5月7日に退