多数の「不明本」が発生していた旧明石市立図書館=兵庫県明石市明石公園で2018年6月22日、浜本年弘撮影 兵庫県明石市立図書館の蔵書のうち、所在が分からなくなった「不明本」が、記録のある直近6年間分で計7591冊、金額で計約1020万円に上ることが分かった。旧図書館(明石公園)があった当時の記録で、年間平均1200冊を超え、蔵書数に占める不明本率は0.26%。市は明石駅前再開発ビル内の新図書館(大明石町1)でICタグを導入するなど管理を強化し、問題解決を図る。【浜本年弘】 市によると、不明本は、貸し出し手続きをせずに無断で持ち出されたり、館内で所在不明になったりした図書。返却や発見も考慮し、判明年度の翌年度に記録を確定している。