仕事の性質上、私はあちこちを放浪しながらのデジタル生活を余儀なくされており、仕事にはノートPCと無線接続が欠かせない。そんな状況なので、1日のあいだに複数の無線アクセスポイントを渡り歩く方法は心得ている。自分のLinux搭載ノートPCの無線カードで問題が起きたことは一度もないが、私が使ってきた無線接続ツールの大半には何らかの欠陥があった。本当に便利だと思った数少ない無線接続マネージャの1つが、wicd(Wireless Interface Connection Daemon、“ウィキッド”と発音)だ。wicdは、外観の点でも使いやすさの点でもWindowsの無線ネットワーク接続ツールによく似ている。 開発者によると、wicdの正式リリース版はUbuntu用だが、Debianベースのシステムならどれでも使えるという。Debianパッケージとソースtarball(こちらはDebianベースでな