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ブックマーク / nishimuta62.blog114.fc2.com (1)

  • 表も裏も見渡したい |「深夜特急」を再現する

    沢木耕太郎というノンフィクション・ライターの書いた「深夜特急」(第一便、第二便、第三便)という紀行がある。70年代前半、ユーラシア大陸をバスを乗り継ぎ、ロンドンへ到着するまでの旅を淡々とした、ある意味ナルシスティックな筆致で描いた大著である。 90年代半ば、にわかに「深夜特急」ブームが起こった。 「進め電波少年」の人気企画、「ユーラシア大陸横断ヒッチハイク」の元ネタとして知られたことが直接のきっかけだったように思う。 そのころ、ブームの兆しは確実にあった。テレビドラマ版「深夜特急」が製作・放映されたり、はたまた「アジアン・ジャパニーズ」や「上海の西、デリーの東」といった「深夜特急」を焼き直したような書籍が出版され、ベストセラーになったりしていたのだ。 電波少年か深夜特急のどちらが影響したのかわからないが、このときほど海外への一人旅が流行った時期はないように思う。 97年の末に出版した処女

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