去年2月、JR旭川駅の構内でベトナム人の技能実習生の男性が包丁で刺され殺害される事件が起きました。 殺人などの罪に問われたのは同じベトナム人の元技能実習生。 なぜ、同郷の仲間を殺害したのか。 裁判のなかで、被告が男性からわいせつ行為を受けていたこと、そして、警察に被害を相談しても「ベトナム語の通訳を確保できない」という理由で3か月間、捜査に進展がみられなかったことが分かりました。 外国人が関わる事件の捜査や公判に欠かせない「司法通訳」の数が足りていないのではないか。 被告の弁護を担当した弁護士や、現役の「司法通訳」の取材を進めると、深刻化する通訳不足の現状が見えてきました。(旭川放送局 海野律人記者)
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