「炒り米」というものがある。水につけおいた生米をザルにあげて水気を切り、フライパンで炒って水分を飛ばしたものだ。炊飯米との決定的な違いは長期保存が可能かつそのまま食べられるという点で、そのままポリポリ食べるとお煎餅のような風味でおいしく、米なだけあってお腹も膨れてくれる。非常時には炊いて食べることもできる。 ぼくはこの炒り米に惚れ込み、学生時代のある時期には常に持ち歩いていたほどである。しかし、やはり、みんな炒り米を食べなさすぎだと思う。今日はその良さを伝えたい。 炒り米の圧倒的な合理性 これは炒り米を180mlの瓶に詰めたもので、炊いてあればおにぎり2個分くらいの量。 瓶詰めの炒り米をバッグに忍ばせたその瞬間に、その後数日間のランチの心配は無用になる。 朝の忙しい時間に弁当をせかせか準備をする必要はなく、コンビニに立ち寄って要らないものまで買う必要もない。おにぎりのように不注意で潰れたり