印刷海遊館の水槽を泳ぐジンベエザメ「大くん」=昨年12月、大阪市港区(同館提供)放流のため、水槽から専用担架に入れられるジンベエザメの「大くん」=6日午前10時39分、高知県土佐清水市以布利、菊池均撮影 大阪市港区の水族館「海遊館」から、療養のため高知県土佐清水市以布利(いぶり)の同館の研究施設に移されていた雄のジンベエザメ「大くん」の体調が回復し、ふるさとの太平洋に6日放流された。生態調査のため、背中に水温と位置を発信する小型装置がつけられた。 大くんは推定年齢9〜10歳で、昨年11月時点で全長5.22メートル、推定体重1.4トン。2007年9月に同県大月町沖の定置網に入り、海遊館の研究施設「海洋生物研究所以布利センター」で飼育後、08年6月に海遊館に運ばれた。 もう1頭の「海くん」とともに人気を集めたが、昨年末から食欲不振になり、年明けから同センターで療養。元気な頃と同様に約10