西田宗千佳の ― RandomTracking ― 松下プラズマ生みの親が語る「今」と「これから」 「最適解はプラズマ」。液晶との競争が進化を促す 「プラズマ」を最重要事業に掲げる松下電器産業。2007 International CESのプレスイベントでは、42型フルHD プラズマテレビの参考展示といったトピックはあったものの、ほとんどの時間をプラズマの基本的な説明に割いた。 例年にも増してプラズマ重視の姿勢を見せた、ともいえるが、主な説明の内容は“定期的にガスを再注入せねばならない”など、「プラズマに対する5つの誤解を否定する」、というごく基本的な事柄。あえて、プレスカンファレンスの場で、そうした説明を行なったことが、北米市場のプラズマテレビの現状の危機感の現れと感じられたのも事実だ。 2006年の年末商戦では、液晶テレビの大型化が、大画面/高付加価値領域を得意とするプラ