解散詔書が読み上げられ万歳三唱をする議員たち バカヤロー解散(バカヤローかいさん)は、1953年(昭和28年)3月14日の衆議院解散の俗称である[1][2]。この解散に伴って第26回衆議院議員総選挙が行われた。 1953年(昭和28年)2月28日、第15回国会中の衆議院予算委員会で、吉田茂首相と社会党右派の西村栄一議員との質疑応答中、吉田が西村に対して「バカヤロー」と発言したことがきっかけとなって衆議院が解散されたため、こう呼ばれる。 なお、「バカヤロー」と書くと大声を出したような印象を与えるが、吉田は席に着きつつ非常に小さな声で「ばかやろう」と呟いたのみで、それを偶然マイクが拾い、気づいた西村が聞き咎めたために騒ぎが大きくなったというのが実態である。 「バカヤロー解散」の遠因は、吉田内閣の通産大臣池田勇人にあり[3]、池田が「中小企業の一部倒産もやむを得ない」「所得の多い人は米を、所得の