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ブックマーク / techtarget.itmedia.co.jp (48)

  • FedExの社内コラボレーションシステム担当者に聞くゲーミフィケーション活用

    2008年の年末、ブライアン・バーリンガー氏は職を失い、当時、米国の労働者人口の7%以上を占めていた失業者の仲間入りをした。現在、同氏は米FedExにおいて、世界220カ国に散らばる同社の30万人の従業員のための新しいエンタープライズソーシャルコラボレーションプラットフォームの立ち上げを指揮している。 バーリンガー氏はどのようにして、他に何百万人といる失業中のプロフェッショナルとの競争から抜け出し、エンタープライズコラボレーションプラットフォームの導入担当マネジャーとしてFedEx Servicesに雇われることができたのだろうか? 同氏は自らの得意分野を結集させ、活用したのだ。その得意分野とは、「行動学的研究」「ソフトウェア開発」「ゲーム」「ソーシャルネットワーキング」の4つだ。 ベテランゲーマーであるバーリンガー氏がゲームをするようになったのは、まだMicrosoftのXboxなど存在

    FedExの社内コラボレーションシステム担当者に聞くゲーミフィケーション活用
  • ビッグデータは世の中を変えるか?

    連載:クラウドガバナンス現在進行形 第2章 第1回 クラウドの資源量で考える、単一IaaS事業者への依存リスク 第1章の連載インデックスはこちら 定量的に取り扱えるデータの増大に伴う困難や、データ増大に伴う新しい発見の可能性自体は古くから指摘されていたが、近年注目されているビッグデータは単に膨大なデータ量を表す概念ではない。米Gartnerの定義を下敷きに考えると、ビッグデータとは量だけでなく多様性と時間的広がりを持った概念として表せる。ビッグデータが成立するためには、多様なデータ発生源が時間的広がりを持って大量に存在することと、発生したデータを収集・蓄積するインフラストラクチャ、収集・蓄積したデータを操作するためのツールが必要だ。さらに、操作して得た知見を利用してマネタイズする方法論がなければ研究止まりで事業化、ひいては社会インフラとして成立しない。 今回はスマートフォンに代表されるモバ

    ビッグデータは世の中を変えるか?
  • 【事例】コニカミノルタの私物iPhone/iPad解禁を促したセキュリティ対策

    個人所有のスマートフォンやタブレットなどを業務利用させる「BYOD」の注目が高まっている。BYODは米国企業を中心に採用が進んでいるものの、セキュリティの懸念などを理由に、国内ユーザー企業のBYOD採用はまだ少ないのが現状だ。 そうした中、連結従業員数約3万5000人を誇るコニカミノルタホールディングス(以下、コニカミノルタ)がBYODの採用に踏み切った。同社は、BYOD採用に伴うセキュリティ課題にどう対処したのか。ガートナージャパンが2012年7月に開催した情報セキュリティイベント「セキュリティ&リスク・マネジメント サミット 2012」で講演した、コニカミノルタのIT業務改革部担当部長である茶谷 勉氏の講演内容を基に紹介する。 関連記事 私物iPhoneAndroidの普及が企業にもたらす課題 私物スマートフォンを業務利用させる前に検討すべき3つの項目 私物スマートフォン導入の壁、J

    【事例】コニカミノルタの私物iPhone/iPad解禁を促したセキュリティ対策
  • Wikipediaのビッグデータ分析を支えるITインフラ

    前回の「ビッグデータ分析に必要な性能を満たすインフラの条件とは?」に続き、ビッグデータの分析基盤を構築した企業を紹介する。ビッグデータが大規模な検索エンジンや巨大なソーシャルネットワークというルーツから離れて新たな展開を見せるのに伴い、多くの企業でビッグデータを支えるデータセンターインフラを見直す必要に迫られている。 ビッグデータの浸透効果:eHarmony オンラインデートサイトの米eHarmonyでは、会員同士の出会いを支援するのに「Apache Hadoop」(以下、Hadoop)を利用している。ベースとなるデータ量は64Tバイトと比較的少ないものの、これに対応するために斬新なサーバインフラを追加したという。 eHarmonyは2011年6月まで、米Amazonのクラウドサービスである「Elastic MapReduc」上でHadoopを運用していたが、毎月の利用料金が高額になったた

    Wikipediaのビッグデータ分析を支えるITインフラ
  • 「文書管理」導入の目的はペーパーレス化だけじゃない、多様化する企業の課題

    IT化の進展が必ず行き着く文書管理の課題 ITソリューション導入の古典的なテーマの1つに、「ペーパーレス化」がある。一部の先進的な大企業の中には、既に20年以上前からオフィスのペーパーレス化に取り組んできたところもあるが、ここ10年でPCを使ったワークスタイルが一般的になり、HDDやネットワークの価格性能比が飛躍的に向上したことを背景に、中堅・中小企業も含め幅広い企業でペーパーレス化が進んだ。 確かにオフィスのペーパーレス化は企業に多くのメリットをもたらしたが、同時に新たな課題を生むことにもなった。電子媒体の文書は極めて容易に更新・複製できるため、放っておくと無秩序に数が増殖し、遅かれ早かれ管理しきれなくなってしまうのだ。その結果、「あのファイル、どのサーバのどのフォルダにあったっけ?」「この文書は、どのファイルが最新版なんだっけ?」といった混乱が生じることになる。 こうした課題を解決する

    「文書管理」導入の目的はペーパーレス化だけじゃない、多様化する企業の課題
    dais0316
    dais0316 2010/11/30
  • 孫社長も驚いた「医療現場のiPad/iPhone活用」最前線

    チーム医療3.0との対談をUstream中継 総務省は2010年5月、光ファイバー回線やクラウドコンピューティングを駆使して、日の次の成長戦略を考える「光の道」構想を打ち出した。これが実現した場合、2015年までに全世帯でブロードバンドサービスの利用が可能になる。ソフトバンクの代表取締役社長、孫 正義氏はこの構想を受けて、教育・医療分野を中心にiPadなどの携帯通信端末を無償配布し、電子化促進による利便性の向上やコスト削減などを提言。動画共有サービス「Ustream」を通じて、積極的に発信してきた。 Ustreamタイトル ソフトバンクは11月5日、「ITで医療は変わるのか? ~孫 正義と9人の医療従事者が徹底討論~」と題する討論会を開催し、Ustreamで生中継した。この討論会では、ITを活用して医療現場の変革に取り組む医療従事者グループ「チーム医療3.0」の活動内容を紹介。さらに、今

    孫社長も驚いた「医療現場のiPad/iPhone活用」最前線
  • HDビデオ会議システムで社員のワークライフバランスを改善したアサヒビール

    労働時間削減を重視しビデオ会議システムを導入 総合酒類・飲料を柱に、品・健康(医薬品)から、新規事業を導く研究開発、豊かな社会に貢献する研究活動まで、幅広い分野でビジネスを展開するアサヒビール。同社は2011年7月のホールディング化に向け、アジアを中心に展開するグローバル企業として、新たな動きを見せている。このようなグローバル化を進める中、国内事業の大きな柱となる酒類・飲料事業では、いかに製品コストを下げて利益を増やすかという命題に取り組んでいる。 金色のモニュメントが印象的なアサヒビール社 アサヒビールに限らず、グローバル展開を推進する企業において、ビデオ会議システムの導入はさまざまなメリットをもたらす。社内業務の改善や効率化を実現できれば、それに付随する「間接的利益の増加」につながることは言うまでもないだろう。また海外拠点を多く擁するグローバル企業では、パンデミックや自然災害など不

    HDビデオ会議システムで社員のワークライフバランスを改善したアサヒビール
  • ITのIは一人称? SNS中毒世代が投げ掛ける課題

    ITの「I」は「インフォメーション」の意味よりも、むしろ一人称の「I」(わたし)の意味合いが強くなっていることを、CIOは認識した方がよさそうだ。学生のソーシャルメディア利用についての調査報告を読み、そのことに思い至った。 この調査は米メリーランド大学のメディア・パブリックアジェンダ国際センター(ICMPA)が実施したもので、米国の大学生はソーシャルメディア中毒、すなわちBlackBerry、ノートPCテレビ、iPod――特にiPod――に縛られている、と結論付けた。 たった24時間ソーシャルメディアと引き離されただけで、学生たちは麻薬中毒やアルコール依存症のような症状、具体的にはすさまじい欲求、強い不安感、極度のいら立ち、落ち込み、神経過敏、正気を失うなどの禁断症状を訴えた。近くにいる相手とさえつながりを断たれた気分になるとも訴え、特に、友達や家族とつながる主要手段としての携帯メール、

    ITのIは一人称? SNS中毒世代が投げ掛ける課題
  • “無関心の経営者”をITに振り向かせる2つのアプローチ

    大きな効果を期待して導入するITシステムだから、できるだけ早い時点からその運用を軌道に乗せ、所期の効果を上げたいと願うのは、企業としては当然のことである。特に中堅・中小企業にとっては、IT投資を寸分たりともムダにしたくない。 ところが、せっかく導入したシステムが十分稼働せず、所期効果を出し切れていない場合が多過ぎるのが実態だ。そうしたことは、IT導入後に分かっても無意味である。IT導入を考えた時点から、導入効果の実現を阻害する要因を取り除き、成功のための要因を押さえておくべきだ。 小規模企業ほどITを生かし切れていない実態 ITを生かし切っていない中小企業の実態は、まず諸統計から垣間見ることができる。ITシステムを導入したが、企業規模が小さくなるほどITを生かし切っていないことが、例えば中小企業白書の情報システムの社内外連携状況から見ても分かる(下表を参照)。 情報システムの連携状況(単位

    “無関心の経営者”をITに振り向かせる2つのアプローチ
  • プロジェクト管理とグループウェアを統合した「Time Krei」

    単に管理ツールを導入しただけでは残業は減らない!? プロジェクト管理ツールを導入しても、その後なかなか運用に乗らないという企業は多い。プロジェクトメンバーに対して管理ツールへの進ちょく入力を強制すると、一方的に管理されるだけという意識を持ち、難色を示すメンバーが現れることもある。その場合、やがてそのツールがまったく活用されなくなるという事態に陥りやすい。 テンダの中村氏 テンダの取締役 市場・製品開発事業部長の中村繁貴氏は「プロジェクトマネジャーは、メンバーの作業実績を管理するためだけのツールとしてプロジェクト管理ツールを導入するべきではない」と語る。中村氏自身、ある上司との打ち合わせに2時間かかり、その分を補うために残業をしていると、その上司に「なぜ残業をしているのか」と問われ、違和感を覚えた経験があるという。 中村氏は「1人日8時間のプロジェクトメンバーが別の業務に2時間費やせ

    プロジェクト管理とグループウェアを統合した「Time Krei」
  • Excelファイルの個人所有が「見える化」を阻害する

    昨今、中堅・中小企業においても「見える化」というキーワードが注目を集めている。以下のグラフは年商5億~500億円の中堅・中小企業に対し、「会計管理/販売管理/人事・給与/生産管理などといった基幹系業務システムを変更する際の事由」について尋ねた結果である。 基幹系業務システムを変更する際の事由(n=2011、複数回答可) 業務効率改善、コスト削減、業績向上などといった経営的な観点が上位を占めているが、それに続いて多いのが「見える化の促進」だ。企業活動に欠かせない基幹系業務システムを変更する際にも、「見える化」が深くかかわっているのである。 しかし、ここでの「見える化」とは、大企業でいわれているものとは少し異なっている。大企業においては「DWH(Data WareHouse)やBI(Business Intelligence)などを駆使し、経営判断に必要となる情報を迅速に集積・分析する」といっ

    Excelファイルの個人所有が「見える化」を阻害する
  • 競合製品は自社のExcel――その弱点もカバーする「Microsoft Office Project 2007」

    主要なPMツールを紹介する 連載ではプロジェクト管理(PM)ツールを提供するベンダーを取材し、その製品の特徴を紹介していく。今回はマイクロソフトの「Microsoft Office Project 2007」(以下、MS Project)を取り上げる。 MS Projectの一番の競合製品は、同社の「Microsoft Office Excel」(以下、Excel)だ。TechTargetジャパンが2008年に実施した読者アンケートでは、プロジェクト管理で一番使われているのはExcel(67.8%)で、次いでMS Project(44.8%)が続くという結果だった(※複数回答)。また、Excelを使用する理由については「既にあるツールだから」「ほとんどの人が使ったことがあるため分かりやすい」という答えが多かった。しかし、Excelを使用した場合の満足度については「不満を持つ」と回答した会

    競合製品は自社のExcel――その弱点もカバーする「Microsoft Office Project 2007」
  • セガが取り組んだ「ゲーム開発のプロセス改善策」

    家庭用ゲーム機の劇的な進化がゲーム開発をより困難にしている? 1983年に任天堂の「ファミリーコンピュータ」が登場し、社会現象を巻き起こしてから約26年。家庭用ゲーム機は飛躍的に進化を遂げ、現在の最新機であるソニーの「プレイステーション 3」(以下、PS3)、マイクロソフトの「Xbox 360」などでは、CGを駆使してまるで実写のようなリアルな映像が楽しめるゲームタイトルが次々と生み出されている。 こうした家庭用ゲーム機の進化に伴い、ゲームソフトの開発を手掛けるメーカーにとっては「より高品質なゲームタイトルを、より短納期に開発する」ことが求められるようになった。そのため、その開発プロジェクトも従来とは比べものにならないくらい規模が大きくなった。これが「開発工数とプログラムコード行数の増大によるバグの大量発生」など、さまざまな問題を引き起こしており、ゲーム業界全体の重大な課題となっている。

    セガが取り組んだ「ゲーム開発のプロセス改善策」
  • 新しいプロジェクトメンバーを迎える際に気を付けたいこと

    初めまして。わたしはカブドットコム証券のシステム部門に所属し、プロジェクトマネジャー(PM)として、主に証券取引システムの開発・運用に従事しています。 連載では、わたしが日々のプロジェクト管理業務を通して気付いたことや感じたことを、現在普及しつつある「Twitter」のように“つぶやいていこう”と思います。肩ひじ張ったような硬い内容は避け、プロジェクト管理者や開発メンバーの方々に気軽に読んでいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします。 さて、この記事が掲載される8月といえば、研修を終えた新入社員が開発現場に配属されて約1カ月が経過した時期ではないでしょうか。読者の中には「新しく加わったメンバーとの接し方が分からない」という方もいらっしゃると思います。 今回は、新メンバーを指導する立場のプロジェクト管理者や既存メンバーの方に向けて、彼らと一緒にプロジェクトを遂行する際に気を付けたい「

    新しいプロジェクトメンバーを迎える際に気を付けたいこと
  • RFIDで実現するサプライチェーンの高度化

    サプライチェーンにおけるRFIDの導入 現在、さまざまな業界でRFID(非接触ICタグ)システムを活用した物流合理化の手法が論じられ、一部では実際に導入されているケースも見受けられる。例えば、倉庫での入出荷の際にパレットや外箱に張り付けたRFIDを読み取ったり、倉庫内のソーターなどと組み合わせることで入出荷のスピード化を求めるケースや、非接触機能を活用して棚卸し作業の効率化を求めるケースなどで導入されてきた。このように、物流センター内における業務の部分最適を目指したRFID活用は進んでいる。しかし、広く普及しているバーコードを利用したアプリケーションと比較すると、限定的な活用にとどまっているのが現状であり、RFID導入に伴うコストがまかなわれているとは言い切れない。 前回「RFIDで実現する店舗業務の効率化と高精度な販売戦略」で記載した通り、アパレル業界では店舗でのRFID取得情報を最大限

    RFIDで実現するサプライチェーンの高度化
    dais0316
    dais0316 2009/08/26
  • 3分の1はMS Projectユーザー――SMBにおけるPPMツール利用の実態

    TechTargetの最近の調査によると、何らかのPPMプロジェクトポートフォリオ管理)ソフトウェアを使っている中堅企業は約5社に1社の割合にとどまり、そのうち3分の1がMicrosoft Projectのユーザーだ。しかし、ビジネスやITプロジェクトの複雑化に伴い、より高価なPPMソリューションの優れた機能性を求めるIT部門もあり、その中には中堅企業のIT部門も含まれる。 PPMITガバナンスに関するこの調査によると、PPMソフトウェアの導入理由の最上位は、69%の回答率を得た「プロジェクト管理機能の必要性」で、「リソース管理機能の必要性」が67%とわずかな差で続いた。それに次いだのが「プロジェクトの実施後評価の基準と方法論を作成する必要性」で、「コスト見積もりの必要性」も回答率が高かった。この調査は2009年5月に実施され、社員100~1000人の中堅企業236社が回答した。 こ

    3分の1はMS Projectユーザー――SMBにおけるPPMツール利用の実態
  • Active Directoryを使ってWindows環境でMacを管理する

    最近では、ユーザーが個人的に所有するPCを業務で使うのを認める企業が増えている。その結果、異種マシン混在環境の管理が重要になってきている。 Linuxマシンを社内ネットワークに接続しようとするユーザーもいるかもしれないが、圧倒的多数の従業員は、既存のActive Directoryインフラと相性がいい最近のバージョンのWindowsか、人気上昇中のMacのいずれかを選ぶだろう。まず、ネットワーク管理者およびユーザーにとって必要最低限の要件をリストアップしてみよう。 ユーザーが自分のログインIDを使ってネットワークにシームレスにアクセスできること Windowsマシンと同じようにMacに対してもアクセス制御と権限管理が行えること 両方のプラットフォームから共有ファイルとネットワークリソースに簡単にアクセスできること ネイティブ(または準ネイティブ)ツールを使ってMacWindowsコンピュ

    Active Directoryを使ってWindows環境でMacを管理する
  • 機密データを安心してクラウドに預けられる暗号方式

    米IBMの研究員クレイグ・ジェントリー氏が、暗号分野の数十年来の難問を解決した。専門家によると、このブレークスルーがクラウドコンピューティングにもたらす影響は極めて大きい。 ジェントリー氏は、「完全準同型暗号(fully homomorphic encryption)」を実現する方法を考案した。この方法は、暗号を復号したり、その機密性を損なったりすることなく、暗号化されたデータに対する複雑な数学的演算を可能にする。ただし、この方法には難点もある。膨大なコンピューティングパワーが必要なことだ。場合によっては現在の1兆倍ものレベルが必要になると推計されている。 ジェントリー氏の研究成果がうまく実用化されれば、例えば防衛関連業者や医薬品研究施設などが、セキュリティや規制コンプライアンスに不備が生じることを心配せずに、機密データを外部に送信して分析を受けるといったことが可能になる。現在はこうしたデ

    機密データを安心してクラウドに預けられる暗号方式
  • プロジェクトで要件変更の発生を避けるには

    ほとんどのプロジェクトでは、「要件のクリープ(確定したはずの要件の変更)」が発生する。クリープは、予算やスケジュールの超過を招く大きな原因であり、これらの問題はストレスやミスにつながるほか、評判を傷つけてしまう。では、どうすれば要件のクリープとその影響を避けられるのか。 数十年にわたって要件定義が重要視されてきたにもかかわらず、クリープは依然としてプロジェクトトラブルのもととなっている。「システム分析」「構造化分析」「オブジェクト指向分析」「ビジネス分析」など、呼び名が何であれ、こうした「要件」分析手法は、要件定義を多少改善させただけであり、要件のクリープを大幅に減らすには至っていない。 クリープが相変わらず発生しているのは、こうした従来のアプローチでは、わたしが「当の」ビジネス要件と呼んでいる重要な要素が見落とされているからだ。おなじみの例を見てみよう。 ATMの例 要件について講演し

    プロジェクトで要件変更の発生を避けるには
  • 「品質向上に役立つテスト手法」が分かる3つのホワイトペーパー

    におけるソフトウェアテスト技術者資格認定を運営する「JSTQB(Japan Software Testing Qualifications Board)」の標準用語集では、「テスト(testing)」は次のように定義されている。 成果物が定義した要件を満足するかを判定し、目的に合致することを実証し、欠陥を見つけるため、ソフトウェア製品や関連成果物に対し、計画、準備、評価をすること。全てのライフサイクルを通じて実施する静的、動的なプロセス。 一口にテストといっても、「全てのライフサイクルを通じて実施する静的、動的なプロセス」と定義されているように、その種類や技法は多種多様だ。システム品質の向上に、より効果的なテスト設計やその実施をするためには、どうすればよいだろうか。 稿では、TechTargetジャパンのホワイトペーパーダウンロードセンターに登録されているホワイトペーパーの中から、品

    「品質向上に役立つテスト手法」が分かる3つのホワイトペーパー
    dais0316
    dais0316 2009/07/15