掲載時は無料から、15部を突破した後は1部売れるごとに価格が上がる仕組みを取り入れた電子書籍販売サイトが話題を呼んでいる。 電子書籍の世界にも、ついに市場メカニズムの波が押し寄せることになりそうだ。今年3月にオープンした米国の電子書籍販売サイト「OnlyIndie.com」が、現地の電子書籍ファンの間で話題となっている。 OnlyIndie.comは、米国のあるIT企業家のアイデアで立ち上がった個人作家向けEPUB/MOBI/PDF電子書籍販売サイト。注目はその価格決定メカニズムで、どの作品も掲載時は無料から始まり、15部を突破した後は1部売れるごとに1セントずつ価格が上がる仕組み(上限価格は作家自身が設定)。つまり、人気作は価格が上がり、不人気作は無料のまま(=もし安値で購入したいならお早めに、という仕組み)というシステムを採用している。 いわゆる美人コンテスト投票型の価格決定システムだ