東京電力は20日、福島第1原子力発電所で19日に本格稼働した東芝の高濃度汚染水処理装置「サリー」によって、放射性セシウムの濃度が約5万分の1に下がったと発表した。目標の100万分の1を大きく下回るが、東電は「能力的に問題はない」としている。サリーでは毎時25トンの汚染水を処理。米仏の装置と合わせると処理量は毎時70トンに達する。汚染水がたまった集中廃棄物処理施設の一部建屋の地下では、汚染水の水
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東京電力は20日、福島第1原子力発電所で19日に本格稼働した東芝の高濃度汚染水処理装置「サリー」によって、放射性セシウムの濃度が約5万分の1に下がったと発表した。目標の100万分の1を大きく下回るが、東電は「能力的に問題はない」としている。サリーでは毎時25トンの汚染水を処理。米仏の装置と合わせると処理量は毎時70トンに達する。汚染水がたまった集中廃棄物処理施設の一部建屋の地下では、汚染水の水
印刷 関連トピックス九州電力原子力発電所 九州電力のやらせメール問題で、玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)の運転再開についてのテレビ番組を企画した経済産業省の担当者が放送前に九電幹部と会い、賛成意見を集めるよう求めていたことがわかった。九電は賛成意見の投稿をこの会談より前に社員らに指示していたが、国の姿勢が組織ぐるみの工作を加速させた可能性がある。 九電幹部によると、6月26日の番組放送の数日前に、経産省資源エネルギー庁と九電の原発部門の担当者が東京で会談した。そのなかで、同庁担当者が「運転再開への賛成意見が集まることが望ましい」などと発言したという。 九電では、この会談前の同月22日に同部門の幹部が社員や子会社員に対し、一般人を装って番組に賛成意見を投稿するようメールで指示していた。同庁担当者の発言が「やらせ」を誘発したわけではないが、九電からやらせの工作の報告を事前に受けながら、黙
◇エネ政策転換、描けぬ未来 地震大国・日本で、原発とどう向き合っていくのか。東京電力福島第1原発事故は、我々に難しい課題を突きつけた。今後の道を探る連載の第1部は「国策」に翻弄(ほんろう)されてきた自治体の現状を追う。 「何ば言いよるんだ、この人は!」。7月6日、佐賀県玄海町の町長室に岸本英雄町長の怒声が響いた。矛先はテレビに映る菅直人首相。全原発の安全評価(ストレステスト)実施を表明したことを報じていた。 町長は2日前、全国に先駆け玄海原発2、3号機再稼働への同意を九州電力に伝えたばかり。首相のひと言で海江田万里経済産業相の「安全宣言」は宙に浮き、町長は「ばかにされた」と同意を撤回。再稼働は見通せなくなった。 県の北西端にある玄海町はかつて、貧しい寒村だった。県から原発計画の話を持ちかけられたのは1965年。農漁業以外に目立った産業はなく、町民約8000人の1割近くが関東や関西に出稼ぎに
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