印刷 米国で強姦(ごうかん)未遂などの罪に問われながら嫌疑不十分で起訴が取り下げられたドミニク・ストロスカーン国際通貨基金(IMF)前専務理事(62)は18日、仏テレビTF1に出演し、ホテルの女性客室係(32)と性的関係を持ったとして「道徳上の過ち」を認めた。 ストロスカーン氏は米ニューヨーク検察当局の捜査結果を引用する形で、女性客室係と金銭を伴わない性的関係は認める一方、「暴力も、強制も、攻撃も、違法行為もしていない」と弁明。この女性に対する謝罪の言葉はなかった。 また、フランス人の女性作家から性的暴行容疑で刑事告発された事件については「想像であり中傷だ」と述べ、法廷で争う姿勢を示した。 ストロスカーン氏は5月に米国で逮捕されるまで、来年の大統領選で現職のサルコジ氏と争う最大野党の社会党の最有力候補とみられていた。だが、同氏は10月に投開票される社会党予備選への出馬を断念したと明