群馬県桐生市議会は20日、庭山由紀市議(43)(2期)が放射能を巡って「公職の立場にふさわしくない発言をした」などとして、除名した。 除名を求める懲罰動議が複数の議員から出され、同日の本会議で可決された。庭山市議は地方自治法の規定に基づき、失職した。 庭山市議は5月25日、自身のツイッターで、献血を巡り「放射能汚染地域に住む人の血って、ほしいですか」と発信。今月8日の議会運営委員会では、国の財政負担で自治体が放射性物質の除染を行う「汚染状況重点調査地域」に指定された桐生市産の農作物を「毒物」と発言した。動議はこれらの言動を「品位を害し、無礼」と批判している。 庭山市議は20日の本会議で「謝罪します」などと述べた後、退席した。